貧乏貴族の実家を救うため、帝の暮らす宮殿「パレス・メイヂ」に仕えることになった14歳の御園公頼(みそのきみより)。ある時、帝の画帖が破られる事件が起き、御園に嫌疑が…!?
絢爛なるパレスで、少女帝・彰子に仕える少年侍従・御園。ある日、御園が通う学校に彰子が視察に来ることになり…!?話題騒然の近代宮廷ライフ、待望の第2巻!!
「陛下の心地いい籠になりたい」。そんな想いを抱きながら、壮麗なる「パレス・メイヂ」で侍従職出仕として、今上帝・彰子に仕える御園。しかし、そんな御園の想いを揺さぶる、真珠からの思わぬ一言が…!?
「陛下の籠の中には誰も入れたくない」そんな自分の気持ちにとまどう御園だが、鹿王院宮にも彰子との秘めたる思い出がある様子。さらには新聞記者がパレスを嗅ぎ回っているようで…?少女帝と少年侍従の近代宮廷物語、想いが膨らむ第4巻。
宮殿-パレス-での勤めを通して、御園の陛下への想いは、日に日に募っていくばかり…。そんな中、宮殿-パレス-にやってきたのは、海色の瞳を持つ婦人、レディ・アスター。何やら思惑ありそうで…?そして平和な帝都を脅かす大事件が…!?少女帝と少年侍従の近代宮廷ロマンス、激動激震の第5巻
平和な帝都を襲った未曾有の大災害は人々の心に大きな爪痕を残す。そんな事件から数か月後…気落ちする御園が久しぶりに出会った人物から聞いた、彰子の昔 話とは…?少女帝と少年侍従の近代宮廷ロマンス、再起への第6巻。
着々と復興を進める帝都。そこに生きる人々や想いも少しずつ変化していく。そして御園も東宮侍従となって宮殿(パレス)へと戻ってきた。但し、彰子への想いだけは変わらず胸に秘めたままで…。少女帝と少年侍従の近代宮廷ロマンス、遂に終幕へ──!
宮殿で暮らす人々のお話。 今では考えられないような迫害的なことや、当時の作法や口語がところどころに入っていて、宮殿内の装飾品も美しくおもしろい。 よくも悪くも貴族と皇族と平民とくべつがはっきりしている。 線を引きつつもお互いを必要としている帝と御園の関係性が、ほほえましくもたまらなく切ない。 御園は主を信じ、「仕える」ということを体現しているようでした。
なんとなく読んでなかったけど最近読んでみたらよかった。 彰子さまと御園は最後まで恋愛的な意味では結ばれないけど なんかそれ以上の絆みたいなのを感じるんだよなー たまらん…
宮殿で暮らす人々のお話。 今では考えられないような迫害的なことや、当時の作法や口語がところどころに入っていて、宮殿内の装飾品も美しくおもしろい。 よくも悪くも貴族と皇族と平民とくべつがはっきりしている。 線を引きつつもお互いを必要としている帝と御園の関係性が、ほほえましくもたまらなく切ない。 御園は主を信じ、「仕える」ということを体現しているようでした。