あらすじ

桜太がくこに自分で描いた絵を持ってきます。キャンバスには泣いてるくこ。くこを見て強がれる強さを持ちたいと思った桜太。この出会いに意味があったと喜ぶくこ。でも桜太は別の決断をしていて…。
あるいとう(1)

キツイ坂道も一気にびゅん!「アニマル」な女の子・くこが主人公。海の見える坂の上の街・神戸市北野町を舞台に、くこと3人の男の子達の物語がはじまる。

あるいとう(2)

主人公・くこの笑顔の理由。強がって、無理やり笑わなきゃいけない理由。それはくこが生まれた年に起きた出来事の中に。日常が崩れて動き出す、恋と成長の物語。

あるいとう(3)

私の強さは桜ちゃんにとってはトゲ。傷つけてしまう。好きな気持ちをナシにしようと決めたのに、桜ちゃんが想いを寄せる人を知った瞬間に、くこの気持ちは吹き飛んで…。【同時収録】せんぱい/まなみ

あるいとう(4)

遠恋をしている授の彼女・森香が神戸にやってくることに。感情をそのまま表に出す、自分とは反対の森香と出会ったくこは、自分の心の中の何かに気づく。

あるいとう(5)

くこは人を見下してる自分に気づきます。弱さを表に出す桜ちゃんのことも、もしかしたら、まんまな授のことも。でも、彼女・森香と再会してから授は、まんまではなくなっていて。【同時収録】番外編「となりのイブ」

あるいとう(6)

くこのブログのアイデアを盗んで作品を描いてしまった桜太。心苦しさからくこにスニーカーを贈ります。一方的な罪滅ぼしだとわかっていても、くこは抱きしめられたような気持ちになって…。【同時収録】荷物が多いコのハナシ

あるいとう(7)

桜太がくこに自分で描いた絵を持ってきます。キャンバスには泣いてるくこ。くこを見て強がれる強さを持ちたいと思った桜太。この出会いに意味があったと喜ぶくこ。でも桜太は別の決断をしていて…。

あるいとう(8)

「絵をやめる」。北野から出て行こうとする桜太のアパートに走るくこ。「絵をやめんといて」なんて絶対言えない。でも、せめてこれだけは伝えないと。あの絵をもらった時の気持ちを。

あるいとう(9)

キヨ、授と一緒に海へ行くくこ。衣舞の予言通り、授がトラブルメーカーになってしまう? それぞれが少し大人になった夏。その終わり、不安な知らせがくこのもとに。 【同時収録】番外編「本日の衣舞」

あるいとう(10)

「くこちゃんはやっぱりきれいや」。桜太の言葉に耐え切れず、弱い本音を吐き出し始めるくこ。桜太に絵をやめさせたのは私。なのにまた連れ戻したのは優しさなんかじゃない。

あるいとう(11)

くこがいなくなったのをきっかけに、みんな、自分たちがくこに背負わせてた「荷物」について考え始めます。「強さ」と「弱さ」。くこがずっと探してた答えは、一体どこに?