「私の生い立ちを探ってほしいのです」 ――下げ雛を手がかりに星燈城の姫・朱鯉の出生の秘密を探る依頼を受けた光路郎は、詩郎を巻き込んで、下げ雛人形の町・流水町を訪れる。そこで出会った人形師・赤彫の話から、まるで生きているようにしか見えない人形を作る正体不明の天才人形師・首椿の存在にたどり着く詩郎たち。 本物の人間の女を殺して型を取っていると噂される首椿――。「お前をとびきりの人形にする」 首椿の魔の手に落ちてしまう詩郎――!? やがて詩郎は、首椿が死に別れた妻・星湖を再現した人形を目の当たりにするが、その姿は朱鯉の母・雲海子にそっくりだった!! 赤彫と首椿の歪んだ関係、星湖と首椿の過去が次第に明らかになり、朱鯉の出自をめぐる物語は予期せぬ展開を見せる!! そしてまさかのノリオを連れて安里も現れて……!! 「人形」「妻人形」「錯覚」「人形流し」「再来」「接触」のほか、光路郎のニャンニャン描き下ろし6ページも収録!!
とにかく表紙が全部良すぎる…!画力と色使いの暴力(褒め言葉) 何事にもゆるくて美貌の主人公と、真面目熱血警察官のスリルたっぷりアクションサスペンスで、なんと主人公(男)がお色気を担当します! 耽美な絵、幻想的な怪奇事件、暗器を用いた迫力あるアクション…。この3つが一体となった他にはない唯一の読み味。 読めば高い画力で緻密に描かれるアジア風の世界観に魅了されること間違いなし…!本当にうっとりしてしまいます🤤 (画像は2巻8話より。主人公・詩郎が自ら作って売る花傘)