愛は移り気… 時に愛しいものさえ、牙を剥く 自分の産んだ一人目の皇子・メフメトを遠ざけようとするイブラヒムを目の当たりにして、後宮(ハレム)でのより強い権力を得るため、二人目の皇子・セリムを産んだヒュッレム。そこにはセリムを次期皇帝の座につけ、メフメトをも守ろうとするヒュッレムの思惑があった。一方、イブラヒムと共に、ハンガリーへの遠征を計画していた皇帝・スレイマンは、宰相たちを集め、軍備を整えるよう命じる。そしてその場には、思わぬ人物が――…!? 本格ロマン・サーガ、第11巻!! そして、少女まんが界のレジェンド「天は赤い河のほとり」復活! 今、明かされるカイル皇子の弟・ザナンザの切ない恋のエピソード、新作番外編も収録。
本格ロマン・サーガ、ついに最終巻!!! 16世紀初頭、北の寒村から攫われた少女・アレクサンドラ。遠く海を越え、奴隷として売られることになったその少女は 後に、オスマン帝国の皇帝・スレイマンの寵妃となる。“ヒュッレム”と呼ばれ、後世の歴史家に「悪女」と呼ばれる彼女。彼女が目指したものは、夢見たものは、そして愛したものは何だったのか------。篠原千絵が描く本格ロマン・サーガがついに完結です。2年の歳月を経て皇帝スレイマンと大宰相イブライムが帰朝。しかし、ヒュッレムとイブラヒムの対立はさらに深まっていく。そしてついにヒュッレムはかつて愛した男性・イブラヒムの 暗殺を命じるが……!? 予測不能、衝撃の最終回を見逃さないで!!