あらすじ

命を賭した闘いが、今始まる―― オスマン帝国皇帝・スレイマンの後継をめぐりますます激化していく大宰相・イブラヒムと寵妃・ヒュッレムの対立。そんな折、ペルシア遠征から皇帝・スレイマンとイブラヒムが2年ぶりに帰朝することに。それはついに、ヒュッレムとイブラヒムの命を賭した闘いが始まることを意味していた……。後宮(ハレム)での権勢を我が物としたヒュッレムと、彼女がかつて愛したひとりの男・イブラヒム。ふたりの運命が結末に向かい、大きく動く――!!! 篠原千絵の描く、ロマン・サーガ、ついに次巻が最終巻……!!
夢の雫、黄金の鳥籠 1巻

16世紀初頭、北の寒村・ルテニアからさらわれた少女・アレクサンドラ。遠く海を越え、奴隷として売られることになった少女が出逢ったのは、ギリシャの商人を名乗るマテウスという青年。マテウスに買われ、彼の屋敷に連れていかれたアレクサンドラ。そして、彼女が彼によって教育を施されて向かった先は大帝国・オスマントルコの中枢、イスタンブル。「ヒュッレム」という名を与えられた彼女が「献上」されたのは、オスマントルコ皇帝・スレイマン1世だった――。

夢の雫、黄金の鳥籠 2巻

16世紀初頭・北の寒村からさらわれ、奴隷となった少女アレクサンドラ。彼女を買った商人・マテウスの正体はオスマン帝国皇帝の側近・イブラヒムだった。そして、イブラヒムによって皇帝・スレイマンに献上された彼女は、「ヒュッレム」という名を与えられ、妾として後宮で暮らし始める。けれど、そこは女たちの計り知れない嫉妬や策謀の渦巻く場所。ただただ戸惑うばかりのヒュッレムは命を狙われ、また友人・ヴェータも殺されてしまう。後宮での生き方を掴みあぐねるヒュッレムだけれど・・・・・・?

夢の雫、黄金の鳥籠 3巻

奴隷の身分から、オスマントルコ帝国皇帝・スレイマンの側室となり、寵愛を受けるヒュッレム。けれどスレイマンの側近・イブラヒムを慕う気持ちが募るばかり……。そんな折、スレイマンとイブラヒムはベオグラード遠征へと旅立ち、ひとり後宮に残されたヒュッレムには、新たな出会いが…!?話題騒然!篠原千絵渾身の本格ロマン・サーガ、ついに第3巻です!!

夢の雫、黄金の鳥籠 4巻

波乱の時代を生きる。しなやかに、強く。オスマン帝国皇帝・スレイマンの寵愛を受け、後宮で頭角を現していくヒュッレム。けれどそれは第一夫人・ギュルバハルとの対立を生むことを意味していた。折しも皇帝の側近・イブラヒムと、側室であるヒュッレムの許されることのない恋心に気づいたギュルバハルは二人の失脚を画策し始める。そして、ヒュッレムに最大の危機が―――――!?予測不能の急展開が待っている!!篠原千絵、渾身のロマンサーガがここに!

夢の雫、黄金の鳥籠 5巻

オスマン帝国の若き皇帝・スレイマン。その側室と忠臣でありながら互いへの想いを断ち切れずにいるヒュッレムとイブラヒム。二人はヒュッレムが命を狙われたことをきっかけに一夜を共にし、ついに結ばれる。そんな中、さらなる勢力拡大のため、イブラヒムを伴い、ロードス島に向け遠征を開始したスレイマン。一人、後宮に残されたヒュッレムの身には予期せぬ事態が待ち受けていた―――!?ますます目が離せない!篠原千絵、渾身のロマンサーガ!!

夢の雫、黄金の鳥籠 6巻

オスマン帝国の皇帝・スレイマンの側室でありながらその忠臣・イブラヒムと一夜を共にし子を宿してしまったヒュッレム。どちらの子かもわからぬ妊娠に戸惑うヒュッレムだったが、後宮での勢力争いのなか第一夫人ギュルバハルに命を狙われる。その出来事をきっかけにヒュッレムは子を産むことを決心。一方、スレイマンと共にロードス島での戦いに赴いたイブラヒムには新たな決意が芽生えていた―篠原千絵、渾身のロマンサーガ!! 激動の新展開!!

夢の雫、黄金の鳥籠 7巻

オスマン帝国の皇帝・スレイマンの側室となり子を宿したヒュッレム。それによりヒュッレムの周囲では、後宮での勢力争いが起こりつつあった。一方、ヒュッレムを愛するイブラヒムはヒュッレムを下賜されるチャンスを得るためロードス島の戦いで危険を冒し、スレイマンを勝利へと導く。そしてオスマン帝国に凱旋したスレイマンはイブラヒムに大宰相の地位を与えるが…!? 複雑に絡み合う3人の想いの行方から目が離せない!! 篠原千絵が描く、渾身のロマンサーガ第7巻!!

夢の雫、黄金の鳥籠 8巻

オスマン帝国の皇帝・スレイマンより大宰相の地位を与えられたイブラヒム。そしてイブラヒムの愛する人、スレイマンの側近・ヒュッレムは皇子を産んだことで、第二夫人として後宮での権勢を強めていく。そんな中、スレイマンの命により皇帝の妹・ハディージェがイブラヒムに嫁ぐことに。ハディージェと愛し合い、自分の子を宿していると知ったヴェネチアの商人・アルヴィーゼは駆け落ちを企てるが失敗。それは同時に、共に添い遂げたいと願っていたヒュッレムとイブラヒムの望みが潰えることをも意味していた。スレイマンによって引き裂かれた二つの愛の行方は…!?

夢の雫、黄金の鳥籠 9巻

オスマン帝国の大宰相(ヴェジラザム)となり、皇帝・スレイマンの妹を娶(めと)ったイブラヒム。スレイマンはイブラヒムの帝国での地位を揺るぎないものにするため、エジプトで反乱を起こしたアフメトの鎮圧を命じる。一方、イブラヒムと添い遂げるという夢が潰(つい)えたスレイマンの第二夫人・ヒュッレムは、スレイマンの寵愛とイブラヒムの後見を得て、後宮(ハレム)での絶大な力を手にしていく。けれど、夜ごとスレイマンの寝所に召されながら、自分を通してスレイマンが見ているのは、実はイブラヒムなのだと悟ったヒュッレムは、まだ幼子のメフメト皇子を守りながら、後宮の中で生き抜くことを決意するが…!?

夢の雫、黄金の鳥籠 10巻

オスマン帝国の皇帝・スレイマンの後宮で、ついにヒュッレムは寵姫(ハセキ)という妾の最高位にまでのぼりつめる。それでもなお、ヒュッレムの産んだ一人目の王子・メフメトを認めようとしないヒュッレムの後見・大宰相イブラヒム。それは、ヒュッレムとイブラヒムがたった一夜を共にすごした過ちから“皇子・メフメトは、スレイマン様の御子ではないかもしれない…”という疑念をもったことが原因であった。それを知ったヒュッレムは後宮でのより強い権力を得るため、二人目の皇子を懐妊する。一方、スレイマンはイブラヒムと共に欧州遠征の計画を練り始めるが…!?

夢の雫、黄金の鳥籠(11)

愛は移り気… 時に愛しいものさえ、牙を剥く 自分の産んだ一人目の皇子・メフメトを遠ざけようとするイブラヒムを目の当たりにして、後宮(ハレム)でのより強い権力を得るため、二人目の皇子・セリムを産んだヒュッレム。そこにはセリムを次期皇帝の座につけ、メフメトをも守ろうとするヒュッレムの思惑があった。一方、イブラヒムと共に、ハンガリーへの遠征を計画していた皇帝・スレイマンは、宰相たちを集め、軍備を整えるよう命じる。そしてその場には、思わぬ人物が――…!? 本格ロマン・サーガ、第11巻!! そして、少女まんが界のレジェンド「天は赤い河のほとり」復活! 今、明かされるカイル皇子の弟・ザナンザの切ない恋のエピソード、新作番外編も収録。

夢の雫、黄金の鳥籠(12)

わたしは“後宮”で、生きる―――――! オスマン帝国皇帝スレイマン1世は大宰相イブラヒムと共に欧州遠征の第一歩としてハンガリーへと向かう。一方、首都イスタンブルの後宮に残されたスレイマンの寵姫ヒュッレムは皇太后に次ぐ権力を持ちながらも己の息子一人守れないかもしれないという厳しい現実に直面していた。誰も殺されずにすむ後宮―――――。その理想を実現しようと心に決めるが!?

夢の雫、黄金の鳥籠(13)

負けられない闘い、愛する者たちの命を守る ハンガリー遠征を圧倒的な勝利でおさめた、オスマン帝国皇帝・スレイマン1世。その闘いの最中、後宮(ハレム)では、スレイマンの寵妃(ハセキ)・ヒュッレムが、寄進財団(ワクフ)を設けることに腐心していた。それを知ったスレイマンの忠臣・大宰相(ヴェジラザム)イブラヒムは、後宮でのヒュッレムの権力がさらに強まることを警戒。二人の対立はさらに深まっていくが…!? 本格ロマンサーガ、第13巻!

夢の雫、黄金の鳥籠(14)

かつて愛したひとは、今は敵―― かつて遠い北の国から連れ去られ、オスマン帝国皇帝・スレイマンの後宮(ハレム)に献上されたヒュッレム。その存在は今や後宮でも影響力のある「寵妃(ハセキ)」という地位にまで 上りつめていた。けれど、そのことに危機感を持つ皇帝の忠臣・イブラヒムとの対立は 次期皇帝の後継者をめぐり、日ごとに緊張感を増していく。そして…かつて愛したイブラヒムとの対立はとあることで明確になり…?

夢の雫、黄金の鳥籠(15)

もう迷わない。私は、皇后を目指す…! 遥か遠い北の国からイスタンブルに売られながらもオスマン帝国皇帝スレイマンの寵妃(ハセキ)にまで上りつめたヒュッレム。けれどそれは、皇帝の後継をめぐりかつてヒュッレムが愛した大宰相(ヴェジラザム)イブラヒムとのさらなる対立を生んでいく。そしてヒュッレムは、後宮(ハレム)での影響力を強固なものにするため勝つしか生き残る道のない闘いにその身を投じていく。そして彼女が決めた最終地点は? いよいよ、最終章間近! 篠原千絵の描く本格ロマンサーガ15巻!

夢の雫、黄金の鳥籠 16巻

ヒュッレムの一計。成功なるか? オスマン帝国皇帝・スレイマンの寵妃となったヒュッレムだが皇帝の後継をめぐり、かつて愛した大宰相・イブラヒムとの対立はさらに深まっていく。そんな中、スレイマンはペルシア遠征に、総司令官としてイブラヒムを送り出す。一方、ハンガリーの代理大使・アルヴィーゼの統治に市民たちの不満が募っているとしったヒュッレムは、かつての恋人で未だ彼を想い続ける皇女・ハディージェを思いやり、後宮を抜け出してアルヴィーゼに会うための一計を案じるけれど…? 『天は赤い河のほとり』の番外編・「宿敵」も収録し、クライマックスへひた走る16巻!!

夢の雫、黄金の鳥籠 17巻

物語は最終章。それは悲劇か喜劇か…? オスマン帝国皇帝・スレイマンの命により、ハンガリーを治めていたアルヴィーゼ。功名を焦った彼は暴徒に襲われ…!? その知らせに、彼を想い続け添い遂げたいと願っていた皇妹・ハディージェは深い悲しみに暮れるのだった。一方、スレイマンの後継を巡る大宰相・イブラヒムと寵妃・ヒュッレムの対立は、ヒュッレムの子・皇子メフメトの暗殺計画をイブラヒムが指示したことが露呈。それにより新たな展開が……? 篠原千絵が描く歴史ロマン・サーガ、物語はついに最終章へ。最後までお見逃しなく!

夢の雫、黄金の鳥籠 18巻

ついに物語は最終章へ――! 篠原千絵の描く大河ロマン、最新巻! 我が子・メフメト皇子の暗殺計画を大宰相・イブラヒムが指示したことを知ったヒュッレム。スレイマンの後継を巡る二人の対立は水面下でますます激しくなっていく。そんな折、スレイマンの母が突然死去。後宮の権勢は、一気にヒュッレムへと傾いていく。一方、スレイマンはペルシア遠征の地からギュルバハルの子・ムスタファ皇子をマニサへ、ヒュッレムの子・メフメト皇子をアマスヤへ治事として着任させる命を下すが…!?

夢の雫、黄金の鳥籠 19巻

命を賭した闘いが、今始まる―― オスマン帝国皇帝・スレイマンの後継をめぐりますます激化していく大宰相・イブラヒムと寵妃・ヒュッレムの対立。そんな折、ペルシア遠征から皇帝・スレイマンとイブラヒムが2年ぶりに帰朝することに。それはついに、ヒュッレムとイブラヒムの命を賭した闘いが始まることを意味していた……。後宮(ハレム)での権勢を我が物としたヒュッレムと、彼女がかつて愛したひとりの男・イブラヒム。ふたりの運命が結末に向かい、大きく動く――!!! 篠原千絵の描く、ロマン・サーガ、ついに次巻が最終巻……!!

夢の雫、黄金の鳥籠 20巻

本格ロマン・サーガ、ついに最終巻!!! 16世紀初頭、北の寒村から攫われた少女・アレクサンドラ。遠く海を越え、奴隷として売られることになったその少女は 後に、オスマン帝国の皇帝・スレイマンの寵妃となる。“ヒュッレム”と呼ばれ、後世の歴史家に「悪女」と呼ばれる彼女。彼女が目指したものは、夢見たものは、そして愛したものは何だったのか------。篠原千絵が描く本格ロマン・サーガがついに完結です。2年の歳月を経て皇帝スレイマンと大宰相イブライムが帰朝。しかし、ヒュッレムとイブラヒムの対立はさらに深まっていく。そしてついにヒュッレムはかつて愛した男性・イブラヒムの 暗殺を命じるが……!? 予測不能、衝撃の最終回を見逃さないで!!