既婚の精神科医・真木誠との不倫関係を清算。図書館勤務に加え、地元の観光プロジェクトやエッセイ執筆など、仕事に打ち込むアラフォー独身女性・岩谷ヨリ。だが、故郷での生活にどこか煮詰まりも感じていた。そんなヨリに東京へ出てくるように口説く人気作家・無限堂遙(むげんどうはるか)の存在。一方、ヨリを諦めきれない真木は、ある計画を実行に移すことに…。ヨリや真木の妻など、次々と明かされるキャラクターの過去や秘めた思い。そして、この巻のラストでは衝撃の展開が…!?純粋で真摯な思いが絡み合う、アラフォー男女の恋愛模様、ますますヒートアップ!
タイトルに「姉」が付いてる割には姉感のない主人公だよな〜と思いながら最初は読んでいた。年が離れていてタイプも正反対の妹はいるけどよくある「長女あるある」な話もないし…と思ったら、7巻でその謎が解けた。同時に、一見すると地味だけど仕事も出来るし美人だしかなりモテる主人公なのに愛されることを拒否しているのはそういう理由があったのかとも納得した。西炯子作品は大人になってから読むと更に面白い。「娚の一生」も読み返したくなった。