少年院を退院した津波四郎・16歳。中を完全に締めていたばかりでなく、外に出て早速お礼参りに襲ってきた不良どもを全員叩きのめしてしまった。そんな津波が入る事になった高校は、鳴門海峡に浮かぶ隔島の私立隔島高等学校。全てが男子の全寮制で、格闘技を中心に教えている。そしていずれのクラスも超高校級。校訓は『弱肉強食』といった物凄いもの。だが津波にとってはワクワクする環境に過ぎなかった。ちょっと覗いてみたボクシング部で、一番強い級長を簡単にのしてしまう。もっとも凶暴でスペシャル学級といわれるキック・ボクシング部に入った津波は、経穴を突いて人体を破壊する術に長けている級長の左土に身体を動けなくされてしまうが…。
左土は自分の小さい身体にコンプレックスを持っていて、人間の身体をつなぎ合わせた巨人に自分の脳を移植しようと考えているマッド・サイエンティストだった。津波を慕う六郎が死穴を突かれて死ぬ(?)。怒った津波は根性で身体の自由を取り戻して、遂に左土をぶちのめした。一気にいじめられっ子に転落する左土。だがそれを津波が庇うと、ヤクザの組長の息子・鮫島が、一緒に隔島高校を束ねようと誘ってきた。そんなことより素手喧嘩をしたがる津波に、鮫島は手製の爆弾を爆発させると脅す。そして殴り合いで津波に負けた鮫島は、爆弾のスイッチを入れてしまった。猛火の中、鮫島と左土を抱えて救出してくる津波。津波を気に入った校長は、たった一日で津波を2年生に進級させた。
古き良き時代の不良漫画で、話の設定がぶっ飛んでいて面白いです。 高校生と思えないような敵との喧嘩バトルは迫力満点。 格闘地下組織とか出てくるので刃牙とかクローズみたいなバトル系が好きな人向けかな。主人公・四郎がもっともぶっ飛んでる感じのキャラで、とにかく喧嘩が好きでしかも強い。いろいろとメチャクチャだけど面白いです。