たくさんの『感情』が欠けた少年、生江桜歌。殴られても、詰られても、眉ひとつ動かせない。生きている実感が得られない。そんな彼が、唯一『感情』を得る方法、それは、大切な人を………。これは、生江桜歌が『感情』を得るまでのおはなし。迎える終わりは、ハッピーエンド?それとも…。
『感情』の欠けた少年、生江桜歌の唯一『感情』を感じる方法…、それは、大切な人を殺すこと。たくさんの「悲しい」を感じるため、人を殺め、世界をも滅ぼそうとするこの少年は、やがて一人の少女と出会い、新たな感情を手に入れる。桜歌に芽生えた「感情」とは……?
『感情』のない魔法使いの少年、生江と平凡な少女のショウ。互いへの嫌悪がいつしか好意に変わる時、最悪の結末が頭をもたげる。大切な人を殺してゆく生江。彼と彼女が迎える<結末>は………。