あらすじ信州飯田より南へおよそ五里、渓谷をそよぐように流れるこのあたりを世に天竜峡という。川をはさんでそそりたつ巨木はうっそうと生いしげり、白昼とて暗夜の如く、旅する人とていない…ちょうどそこへ木を切りに来ていた伐師の熊五郎は化け物に遭遇。化け物は、三百年の眠りから覚めたと言って、五郎に頼み事をした。※この作品は、「水木しげる貸本時代ロマン(6)」(太田出版)と同じ内容です。