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五姉妹の末っ子であるロゼッタは、先祖から代々受け継がれてきた「聖女アリアナによる祈りの力」で天候を操り、国に恵みをもたらしていた。城内で姉たちから無視され続けても、国王である父の期待に応えるため、聖女として日々祈りだけを捧げ続けるロゼッタ。持ち前の前向きな性格と、愛を誓い合ったイアンと婚約目前だったので、自由がなくとも幸せを感じていた。ある日、城で見かけたイアンに声をかけようとするロゼッタだったが、彼の口から「贄妃」という言葉を聞いてしまう。意味が分からず、音を立てて取り乱してしまったその時、謎の青年・ノアに窮地を救われ…。