あらすじ

冥府・閻魔王の紙人形・エンマ、死す!?閻魔王につかわされ、罪人の骨を抜き続けるうち、いつしか人の感情を覚えて悩むエンマ。それは冥府の理(ことわり)にそむく行為だった!閻魔王を憎む冥界十王のひとり、楚江王(そこうおう)は、馬の精霊・ナユタに命じ、エンマを邪魔し見張らせる。瑞々しく変貌するエンマの表情を見て見ぬふりをする閻魔王の壮大な計画とは……?感動の超時代絵巻、第6巻!
エンマ(1)

あらゆる時代のあらゆる場所に、善きも悪しきも老いも若きも、尽きせぬ人間の業を裁くため、少女エンマは冥界より現れる!幼き姫をないがしろにする隣国を許せぬ大名、死んだ娘を生き返らせるために若い娘の内臓を集める母親。いかなる理由があろうとも、人殺しという罪を負った人間は、エンマの手から逃れることはできない。たとえその裁きが大きな悲しみをこの世に残すことになるとしても…。少年誌の常識を覆す超時代ドラマ!

エンマ(2)

古今東西、時空を超えて現れ、罪深き人間の骨を抜く、冥府の少女・エンマ。10世紀北欧のヴァイキングの恋物語、圧政を強いるエジプトの女王、インドの貧しき少年と貴族の息子の友情から、南の島で心から神を信じる青年まで──。人の生死にまつわる、万華鏡のような心模様。人間とは何か、哀しき命の意味とは何かを考えさせる、至高のドラマ、ますます広がる第2巻!

エンマ(3)

バベルの塔を建てた王が目指した究極の野望、古代中国の暗殺者が下した決断、武士の身分を捨てた男の愛情から、ついには宇宙コロニーの哀しき殺人まで!人に触れ、骨を抜き、そして骨を抜けないほど慕われる人を知り……。人間たちの業を知っていくエンマ。彼女は一体何者なのか?そして冥府では、エンマに対する大いなる企みの影が見えてくる……!?さらなる広がりを見せるエンマワールド、大人気断罪絵巻第3巻!

エンマ(4)

20世紀初頭のアメリカの街を牛耳るギャング、ジャングルを統べる少年、南極探検隊の悲劇──。冥府・閻魔王の命を受け、終わりの見えない裁きを続ける少女・エンマの前に、骨抜きを邪魔する少年が現れる。「醜い人間なんて皆死んじゃえばいいだろう!」と、激しく人間を憎む彼の名は「ナユタ」!その正体と目的は……?自らの生まれた意味に疑問が芽生えるエンマの断罪は新たなる境地へ!?感動の断罪絵巻、第4巻!

エンマ(5)

スーホと白い馬の友情、アラビアの姉妹盗賊、ローマの皇帝──。罪深き者の骨を抜き、断罪の日々を続けるエンマが初めて訪れた冥府の底。かの地には、エンマ自身の恐るべき秘密が隠されていた。その出生の秘密は、死者をつかさどる冥府の恐るべき陰謀にあった!?冥府の王たちも暗躍し、物語は一気に加速する!人間を憎み続ける少年・ナユタの、哀しき過去など、物語の核心が明らかになる第5巻、驚愕の展開に目が離せない!

エンマ(6)

冥府・閻魔王の紙人形・エンマ、死す!?閻魔王につかわされ、罪人の骨を抜き続けるうち、いつしか人の感情を覚えて悩むエンマ。それは冥府の理(ことわり)にそむく行為だった!閻魔王を憎む冥界十王のひとり、楚江王(そこうおう)は、馬の精霊・ナユタに命じ、エンマを邪魔し見張らせる。瑞々しく変貌するエンマの表情を見て見ぬふりをする閻魔王の壮大な計画とは……?感動の超時代絵巻、第6巻!

エンマ(7)

炎に包まれ灰と化し、死を味わったその日から、自分の存在を悩み始めたエンマ。閻魔王の命により罪人の骨を抜きながら、人々の真摯に生きる姿を見続けてきた彼女の心と体は、まるで人間のように変化しつつあった!自分の仕事に疑問を抱き苦悩するエンマは、ついに閻魔王と決別し、冥府で暗躍する楚江王(そこうおう)のもとへ──!?地蔵菩薩の復活をめぐる冥府の権謀術数とは?物語はついに最終段階へ!

エンマ(8)

エンマ、最終任務へ!エンマを抹殺せんと企む楚江王は、人間世界のエンマに向けて「インドラの矢」を放つ!?尊い犠牲によって救われたエンマは閻魔王の元へ戻り、仕事を続ける決意をする。覚悟を決めたエンマに、閻魔王が命じた「最後の仕事」とは……?ターゲットは、21世紀東京、エンマと瓜二つの少女・絵麻!全ての謎が明らかになる、感動必至の最終巻!あまりにも切ない、そして幸せなラストシーンが待っている!