あらすじ

マチュピチュ、サクサイワマン大城塞、イスカンワヤ遺跡、ティアワナコ巨大都市……ギルガメッシュたちは手分けして世界各地の古代遺跡を調査していた。その目的は、先祖の知恵と力を借りることだった。しかし、その行程で同じ種族でありながら、悪魔族との戦いを望まない人々がいることを知る。現在の地球人に愛想を尽かしたギルガメッシュは、竜也にも決別宣言をする。独りになった竜也は、祖父・鬼堂を訪ねるが……!?
ギルガメッシュ 【石ノ森章太郎デジタル大全】 1巻

197X年、円竜也(えん・たつや)とその姉・紀世子は、雷雨の夜、叔父・達磨博士の研究所に呼び出される。助手として応対した少年はギルガメッシュと名乗るが、当の叔父は病床から彼を殺せと囁く。謎が深まる中、ギルガメッシュが紀世子に手をかけた────!5千年前のミイラのクローン人間とは?古代シュメール文明の半神半人の王とは?世界最古の物語・ギルガメッシュ叙事詩を基にしたSF大河ロマン、衝撃の幕開け!

ギルガメッシュ 【石ノ森章太郎デジタル大全】 2巻

空飛ぶ円盤に襲われ、命の危機に晒される竜也。それを救ったのは祖父・円鬼堂(えん・きどう)だった。そして鬼堂は衝撃の事実を竜也に告げる。――――太古、宇宙から飛来し、地球人に文明を授けた「神々」と呼ばれた種族がいた。地球人と神の間に生まれたのが、竜也やギルガメッシュの直接の先祖となる「神々の子」。だが、別の宇宙人種族が現われ、永きに渡る激しい戦いが始まったというのだ。そして紀世子の胎内には……!?

ギルガメッシュ 【石ノ森章太郎デジタル大全】 3巻

最愛の姉・紀世子の死の間際、竜也は超能力に目覚めた。紀世子は命を落とすが、胎児は超未熟児で誕生し、紀子と名付けられる――――。紀子のお陰で元気を取り戻した竜也は、ギルガメッシュたちを円盤で監視していた「悪魔族」との戦いに身を投じる決意を固める。激しさを増す悪魔軍団との戦いの中、ある日、紀子がさらわれる。竜也とギルガメッシュは、紀子救出のため槍穂高地獄峡谷へ向かうが、そこに待ち受けていたのは…?

ギルガメッシュ 【石ノ森章太郎デジタル大全】 4巻

マチュピチュ、サクサイワマン大城塞、イスカンワヤ遺跡、ティアワナコ巨大都市……ギルガメッシュたちは手分けして世界各地の古代遺跡を調査していた。その目的は、先祖の知恵と力を借りることだった。しかし、その行程で同じ種族でありながら、悪魔族との戦いを望まない人々がいることを知る。現在の地球人に愛想を尽かしたギルガメッシュは、竜也にも決別宣言をする。独りになった竜也は、祖父・鬼堂を訪ねるが……!?

ギルガメッシュ 【石ノ森章太郎デジタル大全】 5巻

悪魔族の指令の下、日本の政治・経済を操る人間がいる。彼等は悪魔族に脅されていた。その中の一人である結城翁に、ギルガメッシュは、悪魔族と手を切り、自分等への援助を強要して来た。それを聞きつけた円鬼堂は、竜也に結城の護衛を命じる。ギルガメッシュとの戦いを避けたい竜也の前に、悪魔族が襲いかかって来て――――。果たして、竜也の修行の成果は現われるのか……!?壮大なSF大河ロマン、ここに完結!

ギルガメッシュ 【石ノ森章太郎デジタル大全】

エターナルズと同時期に描かれた石ノ森章太郎のSF英雄譚

ギルガメッシュ 【石ノ森章太郎デジタル大全】 石ノ森章太郎
名無し

MCUのエターナルズを見てギルガメッシュにドハマリしてしまいました。自分の中でギルガメッシュのイメージと言えばFateシリーズのあのひとだったのですが、それが一気に塗り替えられんばかりのギルガメッシュでした。 ギルガメッシュってやっぱいいな〜と思って色々調べていたら50年ほど前に石ノ森章太郎が描いたギルガメッシュがあることを知った次第です。 というかエターナルズの原作とほぼ同時期に描かれていたというのも、偶然なんでしょうけどびっくりしました。 ストーリーは5000年前に死んだギルガメッシュのミイラが見つかり、そのクローンを作った(しかも10人)ことでとんでもなくややこしいことになっていくという、古代を統べたギルガメッシュが現代に蘇る転生ネタです。 ギルガメッシュのアツいポイントと言えば半神半人設定(厳密には2/3が神)。本作のギルガメッシュも人の心を顧みないかなりダークな超越存在として登場しますが、主人公の竜也・紀世子姉弟とコミュニケーションするなかで人間らしい姿を見せたり。 そうした定命の存在との関わりや、最初は古代史モノかと思いきや宇宙人モノになっていくところなど、結構エターナルズともリンクするポイントがあったりします。古代人=宇宙人説が存在感を持っていた時代なんですかね。 石ノ森ギルガメッシュがどんなキャラクターになっていくのか楽しみに読み進めたいです。