あらすじ

土方歳三。孤高の戦い。 原田左之助の参戦で、勢いを取り戻したかに見えた旧幕府軍。しかし宇都宮城を取り囲む新政府軍には新手の援軍が到着。その軍勢を率いるのは、薩摩藩士・大山弥助。旧幕府軍総督・大鳥圭介の教え子でもある大山の攻撃は苛烈を極め、更なる混戦へ。孤立無援の戦いを強いられる土方の前に、あの男の姿が…。黒乃奈々絵が描く幕末新撰組異聞、怒涛の展開第13巻登場。
PEACE MAKER 鐵 1巻

池田屋事件以降の市村鉄之助(いちむら・てつのすけ)をはじめとした新撰組の活躍を描いた「PEACEMAKER」の続編。池田屋事件から三ヶ月、茶屋で兄の辰之助(たつのすけ)と団子を食べていた鉄之助は、目の前を通り過ぎたドレッドヘアの奇妙な男が、父親と同じ異国の歌を歌っていたのに気づき、彼を追いかけていく。その奇妙な男の正体こそ、幕末の風雲児・坂本龍馬(さかもと・りょうま)であり……!?

PEACE MAKER 鐵(2)

新撰組に加盟してきた伊東甲子太郎(いとう・かしたろう)は、男色趣味を持っていて土方歳三(ひじかた・としぞう)に好意を抱く。しかし、そういう趣味は持たない土方は、伊東を目障りに感じる。一方、新撰組局長だった芹沢(せりざわ)を暗殺した過去に悩み苦しむ山南(やまなみ)は、新撰組に対して抱いている気持ちを、伊東から見透かされて……!?

PEACE MAKER 鐵(3)

この世のあらん限りの苦しみをあの男に。生きる限り続く絶望と恥辱と孤独をお前に――。隊規違反で切腹させられた山南(やまなみ)の知らせで、悲しみに暮れる市村鉄之助(いちむら・てつのすけ)をはじめとする新撰組隊員達。一方、山南の唐突すぎる切腹に疑問を抱く伊東甲子太郎(いとう・かしたろう)一派は、水面下で怪しい動きを展開していく。そしてある日、謎の男から突然襲撃された鉄之助は、その男の主人である北村鈴(きたむら・すず)と再会を果たすのだが……!?

PEACE MAKER 鐵(4)

幕臣の勝海舟(かつ・かいしゅう)と密会していた坂本龍馬(さかもと・りょうま)は、勝への刺客として襲撃してきた、かつて遊女の明里(あけさと)だった忍・サラを、強引に仲間に引き入れる。一方、近藤(こんどう)と別れて広島に残った伊東甲子太郎(いとう・かしたろう)は、ある賭場で北村鈴(きたむら・すず)と新撰組に関わる密約をかわして……!?

PEACE MAKER 鐵(5)

市村鉄之助(いちむら・てつのすけ)になりすました北村鈴(きたむら・すず)に、近江屋で暗殺された坂本龍馬(さかもと・りょうま)。坂本の仇を討とうとする者達は、鉄之助を標的として定めて新撰組へと向かう。一方、近藤(こんどう)は、御稜衛士となって新撰組の襲撃を秘かに計画する伊東甲子太郎(いとう・かしたろう)を、会談のために呼び出して酒宴を開き、酔って帰った伊東を暗殺するのだが……!?特別読切作品「日野編」も収録。

PEACE MAKER 鐵(6)

黒乃奈々絵が描く幕末新撰組異譚。

PEACE MAKER 鐵(7)

その歩み、留まることなかれ。新撰組、北へ。大切な友を亡くした油小路事変より、新撰組は新たな道を歩みだす。黒乃奈々絵版幕末新撰組異聞、【北上篇】開幕。

PEACE MAKER 鐵(8)

幕末の大転換期、錦の御旗が揚がる。 戊辰の戦いの最中、錦の御旗が薩長側に掲げられた。これにより徳川家は賊軍に…。黒乃奈々絵版幕末新撰組異聞、待望の第8巻

PEACE MAKER 鐵(9)

「ありがとうな、鉄之助。」新撰組諸士取調役兼監察 山崎烝 鳥羽伏見、幕府軍敗走。薩長の追撃が激化する中、将軍・徳川慶喜は密かに江戸へ。黒乃奈々絵版幕末新撰組異聞、第9巻堂々の発売。

PEACE MAKER 鐵(10)

甲州・勝沼戦争、勃発。 薩長との戦いを避け、恭順の道を選んだ、将軍・徳川慶喜は江戸寛永寺に蟄居。幕臣・勝海舟の意向を汲んだ近藤勇・土方歳三率いる新撰組は、戦いを求め甲府城へ進軍することに。試衛館時代から苦楽を共にした、永倉新八・原田左之助・斉藤一改め山口次郎、そして沖田総司達は甲府への道中、故郷でもある武州日野へ足を踏み入れることとなる。武士になることを望み、京へと旅立った若者達は、懐かしき故郷に、その錦を飾る。しかし、沖田総司の病は、思いの他重く…。

PEACE MAKER 鐵(11)

アニメ化企画決定。 友、仲間、そして別れの時。 甲州勝沼戦争敗北の後、江戸へ帰還した新撰組。そして江戸城に軟禁されていた市村鉄之助は、幕臣・勝海舟から「PEACE MAKER」こと父・市村龍之助の話を聞かされることに…。黒乃奈々絵が描く幕末新撰組異聞、待望の第11巻登場。

PEACE MAKER 鐵(12)

決戦、宇都宮。 旧幕府軍総督・大鳥圭介の元、近藤勇の助命嘆願を望み孤軍奮闘を続ける土方歳三。宇都宮城を巡る新政府軍との戦いは苛烈の一途を辿っていた。一方捕らわれの近藤と野村は「新撰組の確証なし」として、新政府軍からまさかの『解放』という流れになったものの…。激闘と共に北上する新撰組異聞、第12巻登場!

PEACE MAKER 鐵(13)

土方歳三。孤高の戦い。 原田左之助の参戦で、勢いを取り戻したかに見えた旧幕府軍。しかし宇都宮城を取り囲む新政府軍には新手の援軍が到着。その軍勢を率いるのは、薩摩藩士・大山弥助。旧幕府軍総督・大鳥圭介の教え子でもある大山の攻撃は苛烈を極め、更なる混戦へ。孤立無援の戦いを強いられる土方の前に、あの男の姿が…。黒乃奈々絵が描く幕末新撰組異聞、怒涛の展開第13巻登場。

PEACE MAKER 鐵(14)

生きることは、かくも残酷なことか。宇都宮城攻防戦、土方歳三を始めとした旧幕府軍は満身創痍。市村兄弟に迫られる究極の選択。そして新政府軍に捕えられた近藤勇は。幕末新撰組異聞ファン待望の第14巻登場。

PEACE MAKER 鐵(15)

君は、闘いの獣を見たか。 新選組十番隊隊長・原田左之助。誠の旗の下、薩摩藩士・伊地知正治と対峙す。黒乃奈々絵が描く幕末新撰組異聞第15巻登場。

PEACE MAKER 鐵(16)

沖田総司、その時が。新撰組一番隊隊長・沖田総司。遂にその時が訪れる。幕末新撰組異聞待望の第16巻登場。「PEACE MAKER 鐵」シリーズ連載20周年!!

PEACE MAKER 鐵(17)

隊服を捨てこの場から去れ、市村鉄之助。 新政府軍の勢い止まらず、会津の攻防は益々苛烈に。黒乃奈々絵が描く幕末新撰組異聞第17巻登場!!