作品情報著者古賀新一arrow_forward_ios巻数全19巻arrow_forward_iosカテゴリ少年マンガarrow_forward_ios出版社秋田書店arrow_forward_iosレーベル週刊少年チャンピオンarrow_forward_ios掲載誌週刊少年チャンピオンarrow_forward_ios年代1970年代arrow_forward_ios刊行期間2012/10/16ジャンル怪奇・ミステリー学園タグオカルト登場人物登場人物・キャラクター(14)
私が少年のころ、まわりはオカルトに満ちていたように感じます。「オーメン」「ゾンビ」「エクソシスト」「サスペリア」「マニトウ」という映画を劇場で見た記憶がありますし、江戸川乱歩や横溝正史の小説が手に届くところにありました。また、テレビでは夏になると「あなたの知らない世界」を昼間から放送していましたし、漫画も日野日出志に楳図かずお、つのだじろう、古賀新一のホラー作品をよく読んだものです。こうして挙げてみると壮観ですね。ただ、本作はここにあげた中でも別格。恐怖というより得体のしれない未知の世界を教えてくれた存在でもあるのです。主人公は女子中学生。この黒井ミサという主人公が魔女という噂通りの魔性を備えた女。気に入らないものには容赦なく、死かそれと同等のことで罪を償うことになるという妖しげなダークヒロイン。加えて魔術や呪文、黒ミサなど世界の闇を教えてくれる訳ですから、思春期の精神には蠱惑的でした。今読んでもそのころの刺激的な出会いを思い出してしまう貴重な作品です。