あらすじ「処女」でさえなくなれば、これまで抱えてきた後ろめたさもコンプレックスも解消されるんだと思ってた――。あの日から、タクミには会っていない。あのバーにも行っていない。足りないピースがやっと埋まったはずなのに、どこまでも脳裏をよぎるのは、あの夜の出来事。タクミの声や息使い、そして深いところでつながる、あの感覚……。そんなすれ違う日々を過ごす2人の背中を押したのは、意外な人物だった――?