あらすじ

儀式によって宇宙の概念が覆り過去も未来も並行世界もなくなり、ただ一つだけの世界が残った。“零世界”…黒呂木零が全てを支配する世界である!! 時空間の狭間に逃れ存在をとどめた貴衣とつくねたち。絶望的な状況の中、彼らが下した最後の決断とは…!? 『魔法少女・オブ・ジ・エンド』、堂々の完結!!!
魔法少女・オブ・ジ・エンド 1巻

ふつうの高校1年生、貴衣とつくねの学校に魔法少女が出現!不思議な力で次々と同級生を殺していき……。未曾有の絶望パニックホラー開幕!

魔法少女・オブ・ジ・エンド 2巻

阿鼻叫喚と化した学校から抜け出すことに成功した貴衣たち。街で合流した同級生とともにモールへと逃げ込む。そこで彼らが目にしたものは…!!

魔法少女・オブ・ジ・エンド 3巻

巨大な魔法少女が暴れ、逃げ込んだモールが倒壊し、一行は二手に分断される。貴衣たちの前に現れた新手の魔法少女により、楓、姫路、芥が消され、ついには貴衣までも消されてしまい…!?予測不能!驚天動地の新展開…!!

魔法少女・オブ・ジ・エンド 4巻

つくねの父・誠一により蓮たちは一命を取り留める。だが意識を取り戻したつくねの身に異変が…!?死の病院編!最凶の魔法少女出現!!

魔法少女・オブ・ジ・エンド 5巻

強化された魔法少女たちから間一髪逃れた芥たち。さらに芥はこの状況を脱し、魔法少女らを殲滅する方法があると言う…。一方、貴衣のために院内に向かった楓に変わり果てたつくねの凶刃が迫り…!?

魔法少女・オブ・ジ・エンド 6巻

生存者が次々と集まった病院の屋上。そこで芥からつくねを殺せば世界が救われると聞いた貴衣。葛藤の末、貴衣が手渡されたステッキでつくねを撃つと、世界は音を立てて崩れ、深い闇に包まれて…!?

魔法少女・オブ・ジ・エンド 7巻

徐々に明らかになる姫路とパペットマスターの狙い。仲間になった魔法少女との“混FUSION”とは一体…!!

魔法少女・オブ・ジ・エンド 8巻

ラボで待っていた殿ヶ谷から衝撃的な事実と“未来行き”を告げられ、複雑な胸中のまま各々の家へと戻った貴衣たち。わずかな安息も許さずパペットマスターたちが急襲!! 何度も再生する奴らを倒すため、魔法少女たちがとった行動とは…!? 「番外編-Another Beginning-」(週刊少年チャンピオン2014年41号収載)も収録。

魔法少女・オブ・ジ・エンド 9巻

舞台は未来……。製薬会社ヴァレリーベ社長の白金宗は、自社の新薬開発に貢献した息子・忍に、突然死した母を蘇生する薬の開発を依頼。そしてその際に宗が忍に託したのは“魔法少女の血”で…!? 驚愕のダークサスペンスホラー、Season2開!!

魔法少女・オブ・ジ・エンド 10巻

試験管から放たれた謎の少女。猛獣を軽く屠る力を有しており、さらに姫路弥という名前を与えられて…!? 警察の拘束から逃れたみかのの前に、変わり果てた姿の忍が現れて…!? 解放されし最恐最悪の力!! 抗う術は……!?

魔法少女・オブ・ジ・エンド 11巻

貴衣とつくねはすれ違い、楓は殿ヶ谷と接触!! 武装した芥が魔女の元へ向かうが…!? 真壁は試験管より“あの人物”を解き放つ…!?

魔法少女・オブ・ジ・エンド 12巻

姫路の命によりヴァレリーベ上空のワームホールから亜種魔法少女(オルタナティブ・マジカル)が送り込まれた。一方、瀕死の楓たちの前に謎の救世主が現れ…!? 全ての絶望の因果を打ち破る最後の戦いが今始まる…!

魔法少女・オブ・ジ・エンド 13巻

計画変更を余儀なくされ、未来へ逃亡を謀る姫路をもう1人の“弥”が阻む! 一方、貴衣たちの過去介入で、未来の忍たちに異変が…!? 全ての絶望の因果を断ち切る激動の決戦! 過去と未来が交わる刻、迫る…!!

魔法少女・オブ・ジ・エンド 14巻

一人の男の野望に、蹂躙される過去と未来!! 姫路を追って時空間通路に飛び込んだ貴衣たちの運命は!? 過去と未来との新たな出会いは奇跡を起こすか!? 世界終焉のカウントダウンが今、始まる!!

魔法少女・オブ・ジ・エンド 15巻

コアの抑制から解き放たれた忍の中の悪魔。また、もう一つの未来では姫路が祭壇に立ち、儀式を起こそうとするも…!? 世界を救うべく時空を超えることを決意する貴衣たち…! それぞれの想いをかけた最終決戦の火蓋が切られた…!!

魔法少女・オブ・ジ・エンド 16巻

儀式によって宇宙の概念が覆り過去も未来も並行世界もなくなり、ただ一つだけの世界が残った。“零世界”…黒呂木零が全てを支配する世界である!! 時空間の狭間に逃れ存在をとどめた貴衣とつくねたち。絶望的な状況の中、彼らが下した最後の決断とは…!? 『魔法少女・オブ・ジ・エンド』、堂々の完結!!!

魔法少女・オブ・ジ・エンド

「魔法少女」ものに非ず

魔法少女・オブ・ジ・エンド 佐藤健太郎
mampuku
mampuku

 ポストまどか☆マギカな漫画のクチコミも幾つか書いてきましたが、なんかもう、ここまでくると魔法少女大喜利みたいになっちゃってますよね。侵略する側になっちゃったし、もっと言えば"魔法少女"である必要すらあるのかないのかって感じで、ちょっとGANTZ要素やタイムスリップ要素の入ったパニックホラー、それ以上でも以下でもない感じです。第1話でいきなり変な侵略者にクラス全員殺される──とかどっかでみたことありまくりすぎてネタバレにもならないオープニングですが、読み進めていけばいろいろごった煮で狙いすぎな中に、どれかひとつ自分にとってフックになるものがあるかも、というある意味飽和攻撃みたいな漫画かもしれません。  感心するのは、実にバラエティに富んだ方法で残虐に人間をぶっ殺しまくるところですね。見てて飽きないです。  ちょっと残念なのが、言葉選びが全体的にあんまり上手くないところですね。報道にパニックになった民衆が「日本はどうなっちまったんだ…!」「日本は…」「日本…」ってざわつくんですが、なぜ「世界」でも「この街」でもなく日本という単語を選んだのか、とか、お巡りさんのことを「ポリ公」呼びとか、シリアスな置手紙に手描きで三点リーダーとか……まぁツッコミながら読むのもバニック漫画の醍醐味かもしれませんね、彼岸島然り。。。