あらすじ

「インド招待(インビテーション)」に出場中のダンドー。現在勝負は13番ホールが終わって、ダンドーが-1、モリコーネが-3、ラジャース・ダンが±0というデッドヒートを展開していた。迎えた14番ホールは、これまでにも増して難易度の高いコースだ。パー5のこのコースのグリーンは、スタート地点からほぼ垂直に切り立った60mの崖の上にあるのだ。モリコーネは、2オンは絶対に無理、3オンが精一杯と考え、確実なショットを選ぶ。
DAN DOH!! Xi 1巻

青葉弾道(通称ダンドー)はプロゴルファーを目指す、熊本市立佐志木中学1年生。尊敬する伝説のプロゴルファー・赤野と師匠の新庄の後を追い、全英OP目指し、単身イギリスに向かう。だが、経由地のタイでクラブを盗まれてしまう!ドライバーだけ取り戻したものの、残りのクラブは悪徳署長・カオサイの元に。ダンドーはタイで出会った少年のような女の子・ラミアのペンダントを賭け、ゴルフ勝負に挑む!!

DAN DOH!! Xi 2巻

バンコクの街全てを舞台にした、悪徳警察署長・カオサイとの勝負は終盤に入る。ダンドーとラミアは、スカイトレインでゴールに向かって移動中。一方のカオサイは権力を楯に、ゴールまで4Km以内の高速道路を封鎖し、一般車両を入れなくする。車が入れなくなって障害物が無くなった高速道路の上を使い、苦もなくゴールまでたどりつこうというのだ。その頃、赤野もタイへ到着。日本人狙い専門のスリを捕まえ、ダンドーの情報を得ていた。

DAN DOH!! Xi 3巻

全英オープン最終予選につながる最後のチャンス、「インド招待(インビテーション)」に出場することになったダンドー。対戦相手は地元出身の優勝候補、ラジャース・ダン。そして、プロフィールはほとんど不明のイタリア人ゴルファー、エンニオ・モリコーネだ。この3人によって、いよいよ最終組の戦いがスタートする。ところが、コースに立ったダンドーと、キャディーをつとめるラミアは愕然とする。目の前に、コースブックに存在しない林が広がっているのだ。

DAN DOH!! Xi(4)

「インド招待(インビテーション)」に出場中のダンドー。現在勝負は13番ホールが終わって、ダンドーが-1、モリコーネが-3、ラジャース・ダンが±0というデッドヒートを展開していた。迎えた14番ホールは、これまでにも増して難易度の高いコースだ。パー5のこのコースのグリーンは、スタート地点からほぼ垂直に切り立った60mの崖の上にあるのだ。モリコーネは、2オンは絶対に無理、3オンが精一杯と考え、確実なショットを選ぶ。

DAN DOH!! Xi(5)

「インド招待(インビテーショナル)」最終目。その前夜、ダンドーはこれまでの無理がたたって、脱水症状、高熱、筋肉炎症など、最悪の体調になり、寝込んでいた。ラミアは必死で看病するが、状態は良くならない。翌日、フラフラの体を引きずってダンドーはコースへ出ようとする。その時、幸運な事が起こった。激しい雷雨が降りだし、競技は延期になったのだ。天候に救われたダンドーは、1日ゆっくり休養を取る。

DAN DOH!! Xi(6)

2日間に及ぶ雷雨で水浸しになったコースで、ダンドーと古本の因縁の対決は続く。4番ホール、池の中にボールを落としてしまったダンドーは、1打罰を払って特設ゾーンから打つ方法を選ばず、あえて水の中から直接グリーンを狙うことにした。しかも取り出したのは、この場面では考えられないパターだ。渾身の力で打ったボールの行方は…。死闘を制して、全英予選への出場権を手にするのは果してどちらか!?

DAN DOH!! Xi(7)

強烈な風が吹きすさぶ中、ダンドーと古本の因縁の対決は続く。勝負はいよいよ最終18番ホール。古本はパワーでこの風に勝ち、第1打目はフェアウェイキープ。一方パワーのないダンドーは、風にくわれ左の林へ叩き落とされてピンチになっていた。しかも、風の怪物はどんどん増えて林を囲み、ここからの脱出をますます難しくする。そんな中ラミアは、ダンドーにある作戦を指示。だが、それはダンドーの技術を持ってしても、非常に難しいものだった。

DAN DOH!! Xi(8)

全英オープン最終予選初日。ダンドーは絶好調のスタートを切ったはずだったが、結果は113位。+5で、首位と15打差という結果に終わった。原因は、ラミアが過労による発熱のため途中で倒れてしまったのと、とてつもなく寒いスコットランドの雨だった。ラミアは責任を感じ、ダンドーに地元のキャディーを使おうと提案するが、それに対してダンドーは…。実力者が揃うなか、予選通過を果たすのは!?

DAN DOH!! Xi(9)

予選通過枠の残りひとつを賭けて、ダンドーとムクムクの一騎討ちは続く。2人は10番ホールから、さらに凄まじいデッドヒートを繰り広げ始めた。ダンドーは古本戦でドライバーを失ったため、不利な展開に。一方、ムクムクはダンドーとはハンデ無しで戦いたいと思っていたが、勝利のために不本意ながらもドライバーを使う。またそのころタンティン家では、殺し屋のラ・スクムーンを使ってラミアを連れ戻す準備を進めていた。

DAN DOH!! Xi(10)

全英オープン最終予選最終日。ダンドーとムクムクの熱戦は、ムクムクが1打リードしたまま、残りホールあとわずかに。迎えた16番ホール、次打でカップイン確実なムクムクに対し、ダンドーは最後の賭けに出る。だがこの時、長い間愛用してきたニコボールが寿命を迎えて破裂寸前に。別れを覚悟し、万感の思いを込めてクラブを振りおろすダンドーの一打は…!?ダンドーとムクムクの息詰まる熱戦も、遂にクライマックス!!

DAN DOH!! Xi(11)

遂に全英オープンへの出場権を得たダンドー。だが、本番を前にしてラミアが自分と間違えられて襲われた双子の姉・エバを助けるために、大ケガを負ってしまった。そして、2人の前にラミアを連れ戻しに来た父親が現れる。物心つく前に自分を捨てた父への怒りをあらわにするエバ。ラミアもまた、父に反発してタイへ帰ることを拒否する。その後、ラミアはダンドーのキャディーを優香に託すが…!?

DAN DOH!! Xi(12)

全英オープン初日。新庄とまわるダンドーは、5番ホールを終わって+2という好成績。だが、新庄は-7と全英史上最高のスコアを出していた。そして、迎えた6番ホールは強風が吹き荒れる厳しい状況。距離を出すことが必要なこの場面で、新庄はドライバーではなく、3I(スリーアイアン)を選択し、完璧なショットを見せる。ダンドーはダライバーを使いたい気持ちを抑え、新庄と同じ3Iで、真っ向勝負に出る!!

DAN DOH!! Xi(13)

全英オープン2日目。これまでホールインワンとイーグルのみという、驚異のスコアでまわる新庄は、いよいよあと残り1ホールに。だが、彼の体は既に限界で、もはや立ち上がることさえできない状態だった。しかし赤野は強引に彼を立たせ、それを望んでいた新庄は再びクラブを握る。そして、ティーの先端で自らの腕を刺し、動きを止めた神経と筋肉を強烈な刺激でたたき起こした。鬼気せまる精神力で放つ新庄の運命の1打は!?

DAN DOH!! Xi(14)

全英オープン3日目、本選。ダンドーは過去にラファエル・バーンと因縁を持つフレミング兄弟と同じ組でスタートするが、ベテランGK(グリーンキーパー)の仕掛けたトラップに苦戦する。「絶対バーディーは取れない」と自信をもって細工されたこのホールで、ダンドーはエバのアドバイスに従ってプレイ。奇跡的なショットを決め、エリオット・フレミングに1打差と迫る。ダンドーとエリオットは持てる力の全てを発揮。雨中の熱戦は続く!!

DAN DOH!! Xi(15)

全英オープンで奮闘中のダンドー。赤野、新庄が棄権していく中、3日目本選に進み単独2位となるが、大型台風に襲われ最終日を前に大会は中止となり、前日までダントツの成績を残していたラファエル・バーンの優勝となってしまう。だが、そのバーンからダンドーに挑戦状が。ダンドーは決着をつけるべく、赤野が改造してくれた8本のドライバーを武器に、嵐のリンクスに立つ!多くの仲間たちが見守る中、ダンドーは渾身の力を振り絞る。この戦いの結末は!?