あらすじ
母なる瞬間。それは静かな祈りのようで―― 喪失を抱えるふたりの母の心の葛藤を描いた表題作「mothers」。突然開けた新しい世界を前に揺れ動く少年とその姉を描いた「蝶になる日」。 親子、家族、人間関係の複雑さを優しさあふれる視点で真正面からとらえた珠玉の12編。 秘めた気持ちがあふれ出す、新鋭・草原うみの初短編集。
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母なる瞬間。それは静かな祈りのようで―― 喪失を抱えるふたりの母の心の葛藤を描いた表題作「mothers」。突然開けた新しい世界を前に揺れ動く少年とその姉を描いた「蝶になる日」。 親子、家族、人間関係の複雑さを優しさあふれる視点で真正面からとらえた珠玉の12編。 秘めた気持ちがあふれ出す、新鋭・草原うみの初短編集。
母なる瞬間。それは静かな祈りのようで―― 喪失を抱えるふたりの母の心の葛藤を描いた表題作「mothers」。突然開けた新しい世界を前に揺れ動く少年とその姉を描いた「蝶になる日」。 親子、家族、人間関係の複雑さを優しさあふれる視点で真正面からとらえた珠玉の12編。 秘めた気持ちがあふれ出す、新鋭・草原うみの初短編集。
アメリカの新しい漫画賞にノミネートされたと聞いて気になって読んでみました! https://x.com/umikusahara/status/1813528575322255379 表題作の「mothers」は交通事故で植物状態になってしまったカップルのそれぞれの母親達の話です。こういうシュチュエーションだと目覚めないことの悲しさを描いたものが多いんですがそうではなく、子供の不在によって母親の内面がクローズアップされるような物語になっています。絵柄はシンプルで温かみのあるタッチなんですが、ストーリーはそういった複雑なものが多いです。なので読んでいて自分の中で蓋をして見ないようにしていた感情が開くような感覚にもなりました。こういう作家さんと出会うことはなかなかないので新鮮です。