あらすじ

「…触ってもらえると思いました?」元彼の悠里と食事をした藍は、そこで彼が恋人と別れたことを知る。今後は自由に会えるようになったものの、頭の中を占めているのは寒河江のことばかりだった。寒河江の反応が気になる藍は、自分が元彼と会ったことを伝えるが、そこで返ってきたのは予想とは違った反応で…。
甘やかし系男子の寒河江さん 1

「僕を利用してください。藍さんが立ち直るまで、僕のことだけ考えて」失恋のショックで落ち込み、ひとり歩道橋の上で泣いていた藍。そんな彼女に声をかけてくれた青年・寒河江は、真摯に藍の話を聞き、気にかけてくれる優しい人だった。甘やかし上手な寒河江の手によって、藍は身も心も癒されていく…。

甘やかし系男子の寒河江さん 2

「つらいときは何も考えずに、ただ溺れていいんです」泊めてもらったお礼に、寒河江へクッキーを作った藍。しかしそれを渡しに行く道中で、元彼とその彼女の仲睦まじい姿を目撃してしまう。雨にも打たれ、茫然自失の状態でやってきた藍に、寒河江は入浴を勧める。それだけでなく、寒河江自身も一緒に浴室へ入ってきて…!?

甘やかし系男子の寒河江さん 3

「藍さんが思ってる以上に、めちゃくちゃにやらしいこと考えてます」毎週金曜の仕事終わり、寒河江の家を訪ねるようになった藍。寒河江のおかげで失恋の傷も徐々に癒え始めていた。そんな時、彼の仕事の関係で1ヶ月近く会えなくなってしまう。会えない間互いに想いを募らせた2人は、藍の家でようやく久しぶりの逢瀬を迎えるが、そこで寒河江の新たな一面を垣間見ることに…。

甘やかし系男子の寒河江さん 4

「…期待しちゃいますよ」藍のなかで、寒河江の存在が徐々に大きくなり始めていた。そんな時、元彼の悠里から連絡があり、久しぶりに会うことになる。藍はいまだ悠里に未練があることを自覚しつつも、寒河江と出会う前の自分に戻ってしまうことを恐れていた。悠里が藍に告げたのは、そんな藍をさらに揺さぶるような言葉で──。

甘やかし系男子の寒河江さん 5

「…触ってもらえると思いました?」元彼の悠里と食事をした藍は、そこで彼が恋人と別れたことを知る。今後は自由に会えるようになったものの、頭の中を占めているのは寒河江のことばかりだった。寒河江の反応が気になる藍は、自分が元彼と会ったことを伝えるが、そこで返ってきたのは予想とは違った反応で…。

甘やかし系男子の寒河江さん 6

「今度は俺が助けてあげたいと思ったんだ」元彼の悠里は、藍を呼び出し復縁を申し出る。それは藍がずっと心待ちにしていた言葉だった。しかし、藍が選んだ答えは…。一方、藍と悠里が会っている現場を目撃してしまった寒河江は、逃げるようにその場を去っていた。寒河江の脳裏に蘇るのは、藍の知らない、初めて出会った頃の記憶で──。