あらすじ鬼と真摯に向き合う桃華の想いは葛の心も動かした。「ただの人間の女相手に心が乱される」「こんなにも飢えたのは生まれて初めてだ」 そう思いながら葛は桃華の全てを求め、熱く優しく抱いた。鬼と人との隔たりを越えて、互いに惹かれ合っていく二人は今までにない満ち足りた幸福感に包まれていく。しかし、そんな二人に大きな闇が刻一刻と忍び寄ってきて――。