あらすじ桃華は葛に対する自分の気持ちに戸惑っていた。初めて抱かれた時の屈辱的な気持ちはなく、自ら葛を求め彼の言葉を素直に受け入れる――。「この想いは鬼に魅入られているだけ」 桃華はそう感じながらも、かつては相容れないと思っていた鬼と人との間に、今までとは違う感情が確かに芽生えていた。そんな中、鬼を捕えるため役人たちが村に火を放つ。村を守るために必死で立ちふさがる桃華の前に、殺気を纏った長船という男が現れ……!?