あらすじ生きていたって意味はない。そんな虚無感にとらわれていた猫一匹。謎の老人、ケツダン師匠と出会った。「お前はカッコつけすぎなんじゃよ。もっと人のために生きてみよ」と喝を入れられ、顔を変えられ、πニャンと命名された。そして、旅に出た。人と会い、人生を知るために。出会った人の心はイビツで突拍子もないことになっていた。でも皆、懸命に生きているのを知るπニャンだった。人間の不思議を追う、猫大活躍マンガ!
とあるきっかけにより、顔がキンタマのような見た目に変わってしまい、その代償として人間たちの心が見えるようになってしまった主人公・π(パイ)ニャン。 人(ニャン)生に疑問を抱き、この世の「真実」を見つけるための旅に出た一匹のネコの物語です。 「ユキポンのお仕事」のようなゆる〜い猫マンガに見えて、随所で哲学的な問いかけをしてくる深さがあります。 1巻は、やや導入が長くて作品のテーマが掴みづらかったのですが、2巻からはテンポ良く面白い展開が続きます。自分はその辺からハマり出しました。 さまざまな人生の悩みを抱えた人間と出会い、それぞれの心の風景を、この漫画でしか表現できない描き方をされている、唯一無二のネコ漫画だと思います。