あらすじケツダン師匠に変な顔に変えられたπニャン。その顔が元に戻るという。戻るどころか良くなるという。そんなうまい話が!? 喜ぶπニャンだが、ひとつだけ条件があった。たった一人でもいい。魂を救うことができればと。そんなことできるのだろうか。自分は何? 人生って何? 答えの出ない問いを問い続けたπニャン、答えを求めて旅を続けてきたπニャン、最後の試練に挑む!
とあるきっかけにより、顔がキンタマのような見た目に変わってしまい、その代償として人間たちの心が見えるようになってしまった主人公・π(パイ)ニャン。 人(ニャン)生に疑問を抱き、この世の「真実」を見つけるための旅に出た一匹のネコの物語です。 「ユキポンのお仕事」のようなゆる〜い猫マンガに見えて、随所で哲学的な問いかけをしてくる深さがあります。 1巻は、やや導入が長くて作品のテーマが掴みづらかったのですが、2巻からはテンポ良く面白い展開が続きます。自分はその辺からハマり出しました。 さまざまな人生の悩みを抱えた人間と出会い、それぞれの心の風景を、この漫画でしか表現できない描き方をされている、唯一無二のネコ漫画だと思います。