あらすじ“神隠し”に遭ってしまった空目恭一を助けるために、文芸部員たちは各々の考えで行動していた。そんな中、近藤武巳のもとに空目から電話がかかってくる。どこにいるかもわからない空目からの電話。“隠されてしまった”空目からの電話。取らないわけがなかった。しかし──『違う』『違う違う違う違う違う』『通話音じゃない』『いる』『俺の背後に』それは、空目が“神隠し”に遭ったあの夜と同じ空気だった──『異界』に引きずり込まれるような伝奇ホラーの超傑作、第2巻。