周囲から魔王陛下と呼ばれる高校生、空目恭一に彼女ができた。“空目の彼女”として紹介された近藤あやめの正体は──。伝奇ホラーの超傑作が堂々コミカライズ。
“神隠し”に遭ってしまった空目恭一を助けるために、文芸部員たちは各々の考えで行動していた。そんな中、近藤武巳のもとに空目から電話がかかってくる。どこにいるかもわからない空目からの電話。“隠されてしまった”空目からの電話。取らないわけがなかった。しかし──『違う』『違う違う違う違う違う』『通話音じゃない』『いる』『俺の背後に』それは、空目が“神隠し”に遭ったあの夜と同じ空気だった──『異界』に引きずり込まれるような伝奇ホラーの超傑作、第2巻。
現代にも、呪いはある──木戸野亜紀のもとに奇妙なFAXが届いた。アルファベットと十字架が書き殴られたそのFAXが引き金となり、彼女とその日常は少しずつ呪いに蝕まれていく──