甲田 学人(こうだ がくと、1977年〈昭和52年〉 - )は日本のライトノベル作家。岡山県津山市出身。二松学舎大学卒業。本名・甲田学。英語圏での出版物は甲田をCodaと表記している。 第7回電撃ゲーム小説大賞(現・電撃小説大賞)で短編小説『夜魔 罪科釣人奇譚』が最終選考に残ったことでその執筆力が認められ、書き下ろし『Missing 神隠しの物語』で電撃文庫より2001年にデビュー。
その日僕の信じていた「普通の世界」は終わった――クラスメイトのマンションを訪れた高校生・白野蒼衣は、眼球を抉られた女性に襲われる。怪異を焼き払い、蒼衣を救ったのはゴシック衣装の少女・時槻雪乃。ふたりはここに出会い、世界を侵食する〈悪夢の童話〉との闘いへと身を投じていく――。
小学六年生の二森啓はある日、教室の黒板に突如として自分の名前が謎の係名と共に書き込まれているのを目撃する。その日の深夜十二時、自室。学校のチャイムが鳴り響き、開いた襖の向こうには暗闇に囲まれた異次元の学校――「ほうかご」が広がっていた。教室にはおぞましい怪異が跋扈し、校庭には無数の墓標が立ち並ぶ尋常ならざる空間に啓は怪異の観察者、「ほうかごがかり」の一人として招かれたという。命がけの“観察”。6人の少年少女の恐怖と懊悩が「ほうかご」にこだまする。
周囲から魔王陛下と呼ばれる高校生、空目恭一に彼女ができた。“空目の彼女”として紹介された近藤あやめの正体は──。伝奇ホラーの超傑作が堂々コミカライズ。