あらすじ

「宗一郎様。私の運命の人――…」別荘から戻って数日、平穏な日々を過ごしていた雪。一方綾女は幼少期、宗一郎に見つけてもらったお気に入りの人形を愛でていた。「もうすぐ邪魔者はいなくなるから、そしたら、これからはずっと一緒よ」宗一郎を取り戻すため、ある行動に出た綾女は……? 結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー!
大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(1)

「愛の意味も知らぬまま、鬼と呼ばれるこの方に、今日嫁ぐ」不義の娘として産まれた藤原雪(ふじわらせつ)は、家族から虐げられる日々を送っていた。ある日雪の元へ、鬼のように怖いと噂される元軍人・柊宗一郎(ひいらぎそういちろう)との縁談が舞い込んでくる。「起きて働いて寝て…ただその繰り返し」と自分に言い聞かせながら、柊家に嫁ぐ雪だが、宗一郎は噂とは少し違った顔を持つ人で……? 結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(2)

「出ていく必要はない。大丈夫だ、ここにいろ」過去の負傷で、宗一郎の左目が見えないことを知った雪。食事をしづらそうな宗一郎を心配するあまり、雪はあれこれと世話を焼きすぎてしまう。落ち込んだ様子の雪に、宗一郎は「言いたいことがあるなら言えばいい」と優しく声をかけて――? 結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(3)

柊家で飾り立てられ、宗一郎と共に百貨店を訪れた雪。「人が多いから気をつけろ」とそっと手を取る宗一郎の優しさに、雪は次第に心惹かれてゆく。しかし、宗一郎に瞳の色について触れられたことで、雪は藤原家で受けていた酷い仕打ちを思い出してしまい……。結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(4)

「なんだか心臓まで、ワルツを踊ってるみたい」夜会のため、ぎこちないながらもダンスの練習を重ねる雪と宗一郎。痛めた足にそっと優しく触れられたことで、雪の胸も高鳴り始める。そんな中、謎の美女・時任綾女(ときとうあやめ)が宗一郎を訪ねて来て――…? 結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(5)

「わたしは宗一郎さんの妻です。関係なくありません」綾女から宗一郎への秘めた想いを打ち明けられた雪。複雑な心境ながら、宗一郎の言葉を信じようと決める。そんな中、先の戦争での記憶を思い出した宗一郎は、余裕をなくして雪につらく当たってしまい……。結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(6)

「雪さんごめんなさい。最後にひとつだけ思い出がほしいの」綾女の頼みを断れず、避暑旅行にやってきた雪と宗一郎。2人でボートに乗っている最中、本当の気持ちを打ち明ける雪に、宗一郎の愛情はさらに強くなる。しかし使用人から、以前の綾女と宗一郎の関係を聞いてしまった雪は……? 結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(7)

「諦めることには慣れている。どうせ叶わない願いなんて疲れるだけだもの。――でも」宗一郎にもらった大切な髪飾りを奪われた雪は、綾女に瞳の色や出自について詰問される。「望んではいけなかったのかしら、わたしのような人間が隣にいたいだなんて」そう自分を責める雪だが、宗一郎と過ごしてきた時間を思い起こす。雪は震える手を綾女に向かって伸ばして……? 結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(8)

「宗一郎様。私の運命の人――…」別荘から戻って数日、平穏な日々を過ごしていた雪。一方綾女は幼少期、宗一郎に見つけてもらったお気に入りの人形を愛でていた。「もうすぐ邪魔者はいなくなるから、そしたら、これからはずっと一緒よ」宗一郎を取り戻すため、ある行動に出た綾女は……? 結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(9)

「雪。触れられるのが怖いならお前から触れてくれ」初めてのお酒に酔って頬を染める雪に、宗一郎はたまらず手を伸ばす。しかし、件の事件から男性が怖くなった雪は、宗一郎を反射的に突き飛ばしてしまう。「あんな顔をさせたかったわけじゃないのに、どうして震えが止まらないの――」互いを思い合う故に、すれ違ってしまったふたりは……? 結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(10)

「すみません。風で飛ばされてしまって、それ俺のです!」新しく仕事を始めた宗一郎の前向きな変化を、雪は陰ながら支えたいと思っていた。そんな中、一枚の絵を拾ったことをきっかけに、一人の青年と知り合う雪。しかし彼は、思いもよらない過去を持っていて……? 結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(11)

「戸塚国広は、大雑把でおもしろい奴だった」大尉に昇進後、内戦の続くヴァシアナ国に出兵が決まった宗一郎。そこで出会った仲間たちと徐々に絆を深める宗一郎だったが、ある日状況が一変する……。遂に明かされる、宗一郎の過去とは――? 結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(12)

「あいつらが繋いでくれた命だから、生きなければならないんだ」戦時中の過去を打ち明けられた雪は、宗一郎の寝顔を優しく見つめる。火祭の日、戸塚と顔を合わせた宗一郎は、「話すことなど何もない」と言ってその場を去ろうとする。しかし、そんな宗一郎の手を、雪は優しく包み込んで……? 結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー、最終回!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(13)

「子どももいいものだな…雪は、どうだ?」従兄の赤ちゃん誕生に浮き立つ柊家。お祝いに訪れ、幸せな気持ちにひたる宗一郎と雪だったが、宗一郎からの問いかけに雪は思い悩んでしまう。母の記憶がよぎり、返事に詰まる雪は――。結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー! 待望の続話配信!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(14)

「助け合っていけばいい、俺たちは家族なんだから」雪は子どもをもつことへの不安な思いを抱いていた。正直に伝えた雪の心を、宗一郎の言葉がじんわり溶かす。開く勇気が持てなかった母の日記に手を伸ばすと、そこには、あたたかく深い愛が綴られていて――。結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー! 待望の続話配信!

大正の花嫁~夫婦から恋をはじめます~(15)

「ずっと一緒にいてくれるんだろう?」雪が初めて参加する柊家のお花見は、にぎやかで笑顔にあふれていた。満開に咲き乱れる桜は、ふたりのこれまでを祝福しているようで…巡る季節を、雪と宗一郎はふたり、ともに歩いていく――。結婚から恋がはじまる、大正×溺愛×シンデレララブストーリー! 待望の続話配信!