あらすじ

見習い小説家・竹子から思いもよらぬ指摘を受けた梅。まさかの事態に逃げるわけにもいかず、何とか味方になってもらうべく起こした梅の行動と、それを受けた竹子の返答とは――。また先輩仲居・椿がお客に「泥棒!」と疑われたり、アイリスがとある異国人と出会ったり、藤野が梅に渡したい物をひそかに準備していたり。季節は春の様相を見せ始め、少しずつ花瀧屋の人々の関係、心の変化の兆しが……?晴うらら 花咲く友との、ひとときを過ごす青春冒険譚、第4巻。
花唄メモワール 1巻

高校最後の夏休み、ひいばあちゃんが営む旅館「花瀧屋」の手伝いにやってきた佐々木梅。到着したその夜、梅は露天風呂で滑って、湯船に落ちてしまう。引っ張り上げてくれたのは…“ねえさま”と呼んでくる不思議な少女・藤野だった。いつもと変わらない花瀧屋。だけど、炭を使った見知らぬ暖房器具があったり、そもそも季節が夏から冬になっていたり。これって、もしかして…“タイムスリップ”?時代を越え、少女たちの一途な思いが交差する青春冒険譚、第1巻。

花唄メモワール 2巻

現代で見つけた大正時代の新聞から、藤野の“思いもよらぬ出来事”を知り、再び大正へ舞い戻った梅。大正では年末を迎えており、年越しの準備から十日市への買い出しと慌ただしい様子。そんな中で、梅にとても身近な“あの人”との邂逅や来客を通して、花瀧屋の人々の心に触れていく。冬は冴え、縁(えにし)と想いが花ひらく青春冒険譚、第2巻。

花唄メモワール 3巻

「藤野さんを助けたい」その思いで梅が大正時代の花瀧屋へ舞い戻ること、早一カ月。旅館に現れた訳アリ小説家をもてなしたり、季節の行事の準備をしたり。タイムスリップによる影響への不安や、大正時代と現代の違いについつい失敗をしてしまいつつも、梅は椿や桐喜、イネなどの旅館の仲間との絆を育んでいく。だが肝心の藤野とは中々会うことができず、もどかしい日々を過ごすことに。そんな中、久しぶりに会えた藤野から持ち掛けられた、とある相談とは――?ぬくもりが、春待つ心を解かしゆく青春冒険譚、第3巻。

花唄メモワール 4巻

見習い小説家・竹子から思いもよらぬ指摘を受けた梅。まさかの事態に逃げるわけにもいかず、何とか味方になってもらうべく起こした梅の行動と、それを受けた竹子の返答とは――。また先輩仲居・椿がお客に「泥棒!」と疑われたり、アイリスがとある異国人と出会ったり、藤野が梅に渡したい物をひそかに準備していたり。季節は春の様相を見せ始め、少しずつ花瀧屋の人々の関係、心の変化の兆しが……?晴うらら 花咲く友との、ひとときを過ごす青春冒険譚、第4巻。