あらすじ実母を探すため、女性の姿で生まれ故郷の貧民街に戻ってきた男装女子・カメリオンは、実家まであと少しのところで貴族襲撃事件の捜査に来ていた小公爵・クロードと遭遇してしまう。身バレしそうになり、全速力で逃げるカメリオン。なんとか逃げ切るも、明朝一番にクロードが訪ねてきて…!?一方、敵国王子・イアンはカメリオンに婚約を提案。考える時間を1年与えると言うイアンに対し、カメリオンが出した答えとは…?
売春街で育った美しい少女カメリア、突然連れ去られ目を覚ますと貴族のお屋敷だった。 女の子なのに母親を助けるため侯爵家の病弱な長男キーロンの模造品となる。性別を偽り「カメリオン」として過ごすことになった。キーロンの友人小公爵クロードは、カメリアが同性だと思っているのにだんだん心を惹かれていく。そこにゲオール王国の王子イアンも加わって、カメリアは一体誰を選ぶのか。いつ、どのタイミングで女性に戻れるのか。 生きるため守るため自分を犠牲にしてきたカメリアにとって何か幸せなのか、話が進むにつれ選択肢が広がってどこに落ち着くのか気になって読み進めてしました。