あらすじ療養を終えた長男・キーロンとともに帰国した義母・アナスタシアは代替品としての役目を果たしたカメリオンを呼び出し、「カメリアに戻れるように、時期を見て『カメリオン』の葬儀をする」と告げる。あまりに残酷な提案にショックを受け、ひとり涙するカメリオン。そこに、ひとりの男性が現れて――!?愛憎渦巻くロマンスファンタジー第3巻!!
売春街で育った美しい少女カメリア、突然連れ去られ目を覚ますと貴族のお屋敷だった。 女の子なのに母親を助けるため侯爵家の病弱な長男キーロンの模造品となる。性別を偽り「カメリオン」として過ごすことになった。キーロンの友人小公爵クロードは、カメリアが同性だと思っているのにだんだん心を惹かれていく。そこにゲオール王国の王子イアンも加わって、カメリアは一体誰を選ぶのか。いつ、どのタイミングで女性に戻れるのか。 生きるため守るため自分を犠牲にしてきたカメリアにとって何か幸せなのか、話が進むにつれ選択肢が広がってどこに落ち着くのか気になって読み進めてしました。