『君と宇宙を歩くために』――「できない」ことへの悩みに真摯に向き合い丁寧に綴る良作……正反対だが似ている者同士の交流が心に響く
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『君と宇宙を歩くために』(泥ノ田犬彦/講談社) 正反対に見える2人の出会いが生み出す静かで力強い物語 マンガに限らずエンタメ作品には一人ひとり、それぞれ好みのジャンルや作風というものがある。ジャンルレス、ランダムに作品を選んでいるつもりでも
勉強もバイトも続かないドロップアウトぎみなヤンキーの小林。ある日彼のクラスに変わり者の宇野が転校してくる。小林が先輩から怪しいバイトに誘われているところを宇野に助けられ、その出来事をきっかけに2人の距離は縮む。宇野のことを知れば知るほど彼の生き方に惹かれ、自分も変わろうと行動する小林だったが…。「普通」ができない正反対の2人がそれぞれ壁にぶつかりながらも楽しく生きるために奮闘する友情物語。