言いたいことも言えない、生徒には小馬鹿にされる、 踏んだり蹴ったりな宮本素子先生。 ひょんなことから陸上部顧問を任され、 一人の陸上少女と出会うことに──。 少女との出会いをきっかけに"時代劇監督になる" という素子先生の過去の夢が動き始める!!
言いたいことも言えない、生徒には小馬鹿にされる、 踏んだり蹴ったりな宮本素子先生。 ひょんなことから陸上部顧問を任され、 一人の陸上少女と出会うことに──。 少女との出会いをきっかけに"時代劇監督になる" という素子先生の過去の夢が動き始める!!
ヤクザのマルコと咲子は、ある日組長にぬいぐるみを売ってくるよう命令される。しかしぬいぐるみの中には謎のUSBが入っており、マルコたちを狙う他の組のヤクザが現れて――!?
私を見ろ!やりたいことやってやる!っていう勢いが気持ちいい。 荒々しくて砂埃が舞って激しいけれど別に誰のことも否定していなくてとにかく爽やか。迷ってるときに読みたくなる作品。 気弱で言いたいことも言えずうっすら馬鹿にされてる素子先生が、嵐のような陸上部のマネージャーと出会いやりたいことをやるお話。 誰かの押し付けによって自信を失うこともあるけれど、誰かが背中を押してくれるから自信を取り戻すこともある。 素子先生は生徒のことをまったく見ていないけど、見てこなかったからこそ一対一で向き合えたのかもしれない。 人生に無駄なんてないし、気づいた瞬間から走り出せるのかもと思える作品だった。