あらすじ☆4巻登場歌人は紀貫之、小野篁、阿倍仲麻呂、壬生忠岑、菅原道真 ☆歌人の物語は、すべて1話完結。この巻だけでも楽しめます ☆百人一首の撰者、藤原定家が当時の時代背景を解説する 「ていかメモ」や、百人一首の成り立ちを語る「百人一首事始」、 百首すべての和歌も収録 (百首すべての「超訳」は、既刊『新版 超訳百人一首 うた恋い。1』に収録)
百人一首に選ばれた和歌と、読んだ状況について漫画で描かれた漫画です。 現代語の文字だけでなく、漫画によるビジュアルもあると、なんとわかりやすいことでしょう! 古典が苦手な受験勉強中の方にも、雰囲気を掴むために良いかもしれませんね。 さらに1話ごとに、豆知識や物語を補完する解説が入っています。 その一番最初の解説で、なるほどなと思う内容が書かれていました。 端的に言うと次のような内容です。 今より娯楽が少なく、モラルも異なった当時、恋愛や色事が遊びとして、文化として花開いていた。 そして、「美しい恋歌を詠めて、異性の心を掴んで情熱的な恋愛に身を砕く姿は、とてもオシャレと考えられていた」。 経験してきた物事の引き出しが増えたからでしょうか。 同じようなことを小学校のころに聞いた覚えはあるのですが、あれからどれくらい経ったのか。 ようやく腑に落ちました。 恋歌を思春期前後の子どもたちへ教えるのは、先生たちも大変だったのかなぁと今更ながらに思いました。