あらすじ書かずに死ねるか。大企業に勤めて仕事も順調、彼女とも良い感じな社会人・黒田マコトは、実生活の小さな積み重ねによって心を病んでしまう。休職し療養に励む黒田は、学生時代の文芸部の後輩・黄泉野季郎と再会する。卒業後、売れっ子小説家になっていた 黄泉野に焚き付けられ、黒田は再び筆を執ることにするが、それは艱難辛苦の道だった―――
<ログライン> 夢だった小説家を目指す30代男性の話。 <ここがオススメ!> 理性と理想がせめぎ合う主人公の葛藤。 何かを目指したことがあり、心に燻るものがある人は、きっと刺さる物語。 1巻は主人公の才能と努力を見せつけ、正直リアリティに乏しかったところがある。 けれど、2巻では作家(を目指す者)としての苦悩や嫉妬、絶望、満足、焦燥などがリアルに押し寄せてくる。 この作品は、ぜひ1巻で終わらず続きも読んでいただきたい。 そこそこバッサリと「やっているフリ」の人たちも切っていくので、その点はある種の痛快さもある。 しかし、全編を通じて「本気なら、やるしかないでしょ」というテーマがひしひしと伝わってくる作品。 <この作品が好きなら……> ・そこで星屑見上げてろ https://manba.co.jp/boards/147519 ・BEAT&MOTION https://manba.co.jp/boards/179972 ・この世は戦う価値がある https://manba.co.jp/boards/193437