あらすじ――好きな人と生きてゆくための、たったふたつの言葉。“ごめんね”、“ありがとう”――「ライフシェアリング」により生き返った日菜と誠。残酷な“奇跡”を受け入れ、苦難を乗り越えてきたが、残された余命は二人であと十四年、一人で七年と迫っていた。そんなある日、夢の家の建設の話を持ちかけられる。喜ぶ二人だが、最大の試練が待ち受けていて――…?
すごく感動的な話だった〜 中盤くらいから、涙腺が緩む緩む。 もう、誠と日菜が織りなす真っ直ぐな純愛に久しぶりに心打たれました。 死亡した誠と日菜が、ライフシェアリングして現世に戻った後、その時思った気持ちとは裏腹に出てくる自らの、生きることに対する欲望。 残酷だったし、人間ってものが現れていたなぁ。。 だけど最後には、やっぱりあの結末になるんだと。。 切ないし悲しいけど暖かい気持ちになる。誰かを想えることって当たり前じゃないんだな、雨が降るって良いな〜と思える素敵な作品でした。