あらすじ――恋人たちに訪れる、甘く切ない“奇跡”――カフェ店員の日菜は、駆け出しの建築家・誠と、鎌倉の古民家で二人暮らし。金銭的に楽ではないものの、大好きな恋人との生活は幸せいっぱい。そんな中、二人は交通事故で瀕死状態になってしまい、謎の案内人から提案された「ライフシェアリング」という奇跡の制度を受けて生き返る。しかし、奇跡によって、日菜と誠の関係は変化していき……!?
すごく感動的な話だった〜 中盤くらいから、涙腺が緩む緩む。 もう、誠と日菜が織りなす真っ直ぐな純愛に久しぶりに心打たれました。 死亡した誠と日菜が、ライフシェアリングして現世に戻った後、その時思った気持ちとは裏腹に出てくる自らの、生きることに対する欲望。 残酷だったし、人間ってものが現れていたなぁ。。 だけど最後には、やっぱりあの結末になるんだと。。 切ないし悲しいけど暖かい気持ちになる。誰かを想えることって当たり前じゃないんだな、雨が降るって良いな〜と思える素敵な作品でした。