あらすじ

「私が“オニよめ”でーす!」収録スタジオのライトに照らされ、みおのトークがスパークする! 和夫のエッセイ漫画が人気を博したことから、夫婦はなんとテレビ出演、すっかり芸能人気取りのみお。しかしその勢いで漫画家妻たちの会合に出たものの、反応は思った以上にしょっぱくて…。「この私を誰だと思ってんのよ!」愚かな大衆にはこっちから歩み寄る必要があるわねと、配信者となって自身を発信し始めるが――。世間が必要としているのは妻か夫か!? ただの漫画家妻に収まりたくない女の悪あがきを描く連載第15話!
アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 1巻

「アンタ、ほんっとに私がいないとなんにもできないんだから…」夫の和夫は売れない漫画家、妻のみおは満員電車に揺られ、零細企業で働く灰色の日々。和夫はコミュ障で不器用で、みおに叱られたらしゅんとして。そこが可愛くて結婚したけど、今は連載もなくただ家にいる。家事も満足にできないし、そろそろバイトでもしてもらわないと…。そう思っていた矢先、みおがSNSに上げた漫画がバズったことで、和夫に連載の仕事が舞い込んでくる。突然忙しくなりイキイキし始めた夫を見て、みおは…。冴えないダンナが突然ヒットメーカーに! 危うい夫婦関係を描く新連載スタート!

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 2巻

「いっ、一千万――!?」 銀行残高に驚きを隠せないみお。廃業寸前の漫画家だった夫・和夫だが、みおがSNSに上げた漫画から仕事が舞い込み、それが初めてのヒットとなったのだ。仕事環境を整えるため、ボロアパートからの引っ越しを編集者に勧められた和夫。しかし、みおが決めてきた物件は、夫の都合を考えない、みおの好みで選ばれたマンションだった。夫は「先生」、私は「売れっ子クリエイターの奥様」、毎日通勤しているショボい会社のOL連中とは違うステージにいるの! これまでくすぶってきた妻の自意識が、夫のブレイクによってスパークし始める……。連載第2話。

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 3巻

旦那の漫画がブレイクしたのは私のおかげ! ということは私にもクリエイティブな才能があるってことね! 漫画家妻・みおの増長は止まらず、すっかり自分もクリエイター気取り。SNSで夫・和夫をバズらせた経験から、WEB業務に実績ありと脳内変換、勤め先のホームページの中身にケチをつけ始める始末。自宅では、アシスタントの作業を覗き込んで勝手にダメ出ししたり、一流に相応しい環境などと嘯き、打ち合わせに訪れる編集者に見栄を張るために部屋割りの変更を押し付けたり…。会社でも家でも、自称デキる女は大忙し。みおの次なる(夫の)収入の使い道は!? 連載第3話。

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 4巻

「漫画家夫が売れたのは私のおかげ、だから私はプロデューサー!?」夫・和夫のファンだという同僚の憧れと尊敬の視線を浴びて、みおの増長はますます加速。夫と担当編集の打ち合わせに闖入し、勝手に作った“プロデューサー”の名刺を突きつける。そんな折、漫画オタクの同僚がどこかで聞きかじった漫画界の裏事情。「担当編集ガチャに外れた漫画家が洗脳される!?」もしかして、うちの和夫も!? そういえば私の画期的なアイデアがボツに…。これは大変、かくなる上は……。漫画の売れ行きとともに、妻の暴走もますますヒートアップする連載第4話!

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 5巻

「夫婦揃って櫛田先生のファンです!」世界で1500万部を売り上げる大ヒット漫画家の妻・葉子がみおに接近! しかし葉子が実際に夫のマネージャーとして活躍し、周囲からも一目置かれている様子を目の当たりにして、みおはおもしろくない。そんな折、葉子夫の漫画賞受賞パーティーが開催され、和夫とみおが招待される。そこでは漫画家妻たちが勢揃いし、みおを待ち構えていた――。「夫の初版は50万部」「住まいはK祥寺」「印税で23区内に注文住宅建てました」漫画家妻たちのマウント合戦のゴングが今鳴らされる……!? 強敵の出現に、みお、ピンチ!?の連載第5話!

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 6巻

「次はそろそろ実写化じゃない!?」漫画家夫・和夫の連載は変わらず好調で、新たなステップを勝手に思い描くみお。しかし担当に直訴するも言葉を濁され、さらにムカつく漫画家妻・葉子の夫の作品が映画化という話を聞く。「担当も和夫も使えない! どうしたら…」考えあぐねるところに大御所漫画家の個展パーティのお誘いが。聞けば業界人が大挙して集合する場らしく、私が売り込んで実写化への道筋を…と意気込んで個展に乗り込むみおだったが、そこは激しい“内輪”の世界だった。うちの旦那は私がいないとダメなんだから! 漫画家妻の頓珍漢プロデュース力全開の連載第6話。

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 7巻

「大物映画監督の不倫相手が私――。このスクープ写真、どういうこと!?」 突如、漫画家妻・みおに降りかかった疑惑。夫の作品を映画化したいっていうから、話ついでに食事しただけなのに。それにこんなスキャンダルの中、肝心の映画化の話はどうなっちゃうの!? 片や夫の漫画家・和夫はネームに苦戦中。人生経験が少ないゆえか「人間」が描けていないと担当編集からボツが言い渡されたのだ。売れ始めてからは順調に見えた夫婦の漫画ライフだが、立ち塞がるスランプに締切は待ってくれない!! 漫画道は修羅の道!? 苦悩だらけの第7話!

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 8巻

「私の不倫疑惑が、和夫の漫画家としての殻を破った――!!」なかなか漫画のアイデアが出ない和夫のため、みおは思わせぶりな態度をとり続け、苦悩とともに和夫の漫画の面白さは深まっていく。和夫の作品『OLアラクネ』の売れ行きは爆上がりするものの、夫婦仲は冷えていき、和夫のストレスはもう限界。有能な担当編集・能登はそんな彼の様子を見かねて、とある場所に連れて行くが――。漫画家として、和夫はステップアップできるのか!? 夫婦間の危機を二人は乗り越えられるのか!? 漫画家夫をコントロールする妻のあれやこれやを描く連載第8回!

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 9巻

和夫が消えた――! アニメ化が決定し、すっかり売れっ子漫画家となった和夫だが、新シリーズのアイデアに煮詰まり白紙の原稿用紙を残して行方をくらましてしまう。生きてはいると思われるものの、戻らぬ和夫に頭を抱えてしまう妻・みおと担当・能登。連載は休載にするものの、近々大イベントでのサイン会が予定されているのだ。これは今後の漫画家生命を決める大事な局面、いったい彼はどこに!? そしてみおは和夫をサイン会までに連れ戻すことができるのか!? 最大の危機に迷惑妻が大きく動く!? 連載第9回。

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 10巻

「奥さんも辛いと思うよ?」――漫画が描けなくなり失踪中の和夫をかくまうキャバ嬢・シノエの提案は、意外にも帰宅を促すものだった。しかし、仕事に復帰したからといってすぐにアイデアが浮かぶわけでなく、相変わらず悶々とするばかりの和夫。そんな彼の支えはシノエから渡されたある物だった。美しく健気なシノエと運命を感じて浮かれ、頭の中は彼女のことばかり。そうだ、この気持ちを漫画にぶつければ……。ようやく新シリーズのアイデアもまとまり、滑り出しは好調だが、そんな夫の変化に妻であるみおが気づかないわけがなく……。連載第10回!

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 11巻

サレ妻、舐めんじゃねえ――!! みおがついに突き止めた夫・和夫の不倫相手はかつて彼が入れあげていたキャバ嬢・シノエだった。勢いあまってシノエが勤めるキャバクラに突撃するみおだが、クローズ後であえなく空振りに。ところが頭を冷やそうと入った喫茶店で、ふたりの関係の手がかりを得る。和夫、あのバカ、騙されてんじゃん! しかし和夫は変わらず美しいシノエにのぼせていくばかり…。このまま心もお金も頂かれてしまうのか!? サレ妻・みおの闘いのゴングが鳴る! コミュ障なのに売れっ子になった漫画家とその妻のアレコレを描く、連載第11回!

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 12巻

「旦那が売れたのも私のおかげ! 私がいなきゃダメなんだから!」新しい担当編集・相模原が、みおに突然言い渡したマネージャー降板。夫婦のことを考えてのことだという言葉に流され、つい了承してしまったものの、すっかり部外者扱いで、みおのフラストレーションは募るばかり。一方、相模原の手腕により『OLアラクネ』のメディアミックスはどんどん進む。“売れ”に翻弄されていく和夫、そしてやり手だが強引な相模原に、一介の漫画家の妻となったみおは、どうする!? 漫画が売れて得をするのはいったい誰!? 連載第12回!

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 13巻

「な~にが剛腕編集よ、な~にがプロデューサーよ!」みおが見つけてしまった編集・相模原の名刺の社名は、所属の編集部ではなく、なぜか聞いたことのない会社。さらに和夫の大ヒット作『OLアラクネ』が自社コンテンツであるかのように記載されている。「なーんかあやしいのよね、アイツ」不穏な匂いを察知したみおが調査に乗り出す傍で和夫は、日々生気を失っていく。著者のはずなのに作品の主導権をすっかり奪われ、不本意なエログロ路線に舵を切られてしまう『OLアラクネ』。漫画家が魂を込めた作品、そして山田夫妻の行く先は――!? 一蓮托生の漫画家夫とその妻を描く連載第13話!

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 14巻

「私が“オニよめ”でーす!」収録スタジオのライトに照らされ、みおのトークがスパークする! 和夫のエッセイ漫画が人気を博したことから、夫婦はなんとテレビ出演、すっかり芸能人気取りのみお。しかしその勢いで漫画家妻たちの会合に出たものの、反応は思った以上にしょっぱくて…。「この私を誰だと思ってんのよ!」愚かな大衆にはこっちから歩み寄る必要があるわねと、配信者となって自身を発信し始めるが――。世間が必要としているのは妻か夫か!? ただの漫画家妻に収まりたくない女の悪あがきを描く連載第14話!

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 15巻

「私が“オニよめ”でーす!」収録スタジオのライトに照らされ、みおのトークがスパークする! 和夫のエッセイ漫画が人気を博したことから、夫婦はなんとテレビ出演、すっかり芸能人気取りのみお。しかしその勢いで漫画家妻たちの会合に出たものの、反応は思った以上にしょっぱくて…。「この私を誰だと思ってんのよ!」愚かな大衆にはこっちから歩み寄る必要があるわねと、配信者となって自身を発信し始めるが――。世間が必要としているのは妻か夫か!? ただの漫画家妻に収まりたくない女の悪あがきを描く連載第15話!

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 16巻

「炎上は、私が消し止めるッ!」ネットの炎上は止まず、みおに着せられたDV妻の汚名は世間にも広まるばかり。一方、何も知らない和夫は、取材旅行で初の海外へ。なんとか夫の留守中に鎮火しないと…。焦るみおは、広告で見つけた炎上コンサルタントの門を叩く。そこで勧められたのは“謝罪”! 「私は何も悪いことしてないのに!!」しかしこの状況を収めるにはこれしかないと、早速自己流で謝罪動画を配信することに…。出る杭は打たれ、人の口に戸は立てられない!? 漫画界きってのおしどり夫婦(?)の絆、今こそ世の中に見せつける時がきた第16話。

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 17巻

超売れっ子漫画家の妻は大変なのよ!! みおの炎上を仕掛けたのは、同じ雑誌に執筆するトップ人気作家の妻・葉子。アーティスト気質で繊細な夫・屋間を長年公私ともに支えてきたものの、最近急に秋風が吹き始めたのを感じていた。家に寄りつかず、妻と話そうともしない夫。なんとか関係の改善を図ろうと、葉子は夫の担当から彼の異変の原因を聞き出すが、そこにみおの夫・櫛田ネイの名前が挙がって――。一方、炎上が収まったみおは、夫の漫画も盛り返し我が世の春を謳歌中。人気漫画家の妻同士、マウンティング以上の陥れ合戦はまだまだ続く!?17話。

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 18巻

「カマドヤマなんて辞めちゃえばいいじゃん!」雑誌の掲載順をくよくよ気にする和夫に、みおが放った爆弾宣言! 当然和夫は拒否するが、みおだって根拠なく言いだしたわけじゃない。コンテンツ業界に革命を起こすベンチャー企業の社長と知り合い、好条件を提示されたのだ。そんなある日、夫婦が立ち会ったのは自作『OLアラクネ』のティザー動画撮影現場。憧れの女優や現場のスタッフにちやほやされた和夫はすっかりのぼせあがった状態で、担当編集との打ち合わせに臨むが――。クリエイターの作品を活かすってどういうこと!? 問いかける連載第18回。

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 19巻

「もうクラスの二軍男子だった俺じゃないんだ!」最先端企業のコミック編集部に引き抜かれた櫛田ネイこと和夫。IT企業ならではのデータ分析と効率重視の手法で、勢いはますます止まるところを知らない。ある日、接待で社長・米良の行きつけのお忍び酒場に足を踏み入れたみお夫婦。そこで和夫は今をときめく女優や、かつてのクラスの一軍男子で雲の上の存在だった同級生に持ち上げられ、すっかり感化されてしまう。高級腕時計を欲しがりゴルフに出向くようになった和夫は、俺なりの働き方改革だとうそぶくが、そんな彼にみおは複雑な感情で――。連載第19回。

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 20巻

「行け~~~!」カマドヤマのとある編集部、業務時間にも関わらず競艇中継に声が飛ぶ。声の主はとあるWebコミック編集部の編集長。曲者ゆえ、すっかり窓際に追いやられている名物編集者だ。一方、勘違いゆえの怠惰に身を落とした和夫を待ち受けていた結末は、連載終了という非情なもの。またしてもメンタルが崩れて漫画が描けなくなってしまった和夫だが、みおは図々しくも古巣のカマドヤマに頼ろうと乗り込むことに。和夫が啖呵を切って出て行った古巣は果たして迎え入れてくれるのか? 婦唱夫随の漫画界放浪記、第20話!

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 21巻

陰キャおぢ新人ホスト「Nei」爆誕! 曲者編集者・高城から出された「感情体験を積む」課題から、みおは和夫をホストクラブに送り込む。自分と違いすぎる世界でつらい思いを味わって、漫画の糧にしてほしい……そんな目論見だったはずが、なにやら入店早々和夫に太客が!? 和夫の身なりや言動がどんどん洗練されていき、いったいどんな物好きの女が?と心穏やかでないみお。いつのまにか漫画のネームも完成させてポジティブに変わっていく和夫と裏腹に、みおはどんどん焦り始め……。誰が漫画家夫のプロデューサーよ?の21話!

アンタは私の言うこと聞いてりゃいいの!~毒嫁に漫画を乗っ取られました~ 22巻

「またもとの哀れな旦那さんにしたいの?」――和夫が漫画家として大成するには、みおではなく自分の力が必要。そう言い切る怜から、みおは勝負を挑まれる。テレビ番組の“作家妻選手権”、これに出て勝ったほうが晴れて和夫に必要な人間だと言えると。受けて立ったみおは早速一回戦の“料理対決”のため、あれこれ準備する。しかし料理が不得意なみおが、センスもスキルもある怜に勝てるとは思えない。一方、二人の対決のため家を出る和夫。「フェアに勝負してほしいから」笑顔でそう語るものの、内心複雑な思いが去来し…。女の熱戦開幕!の22話。