あらすじ足のうらの肉球が痛くなっても歩くのです。お腹がすいても歩くのです。歩いて歩いて歩き続けて、日本中がシバオーの足あとだらけになったとき、きっといいことがあるのです。だから今日もシバオーは歩き続ける!! 胸をはって、シッポをふって、放浪犬シバオーは、たった一人で旅をするのです。時には辛いこともあるけれど、時には悲しいこともあるけれど、みんなに元気を運んでくれる、小さな幸せ配達犬・シバオー!!
父も母も知らず一匹で放浪の旅をするシバオーは色んな人や物事に出会います。最初は自分のよく知ってる布浦先生らしいギャグテイストで笑いながら読んでいたのですが、3話目で急にシバオーが車にひかれて血だらけになる姿にショックを受けました。とはいえシバオーは強い犬なので自力で怪我を治して、何事もなかったかのように元気になるのですが。ストーリーに悲喜こもごもがあって、これが大人向けの布浦翼なのか…!という心境になりました。老犬から立ちションの仕方を教わるエピソードはクスッと笑っちゃうけどすごくいい話でした。