あらすじ

うつりゆく季節の中を、人間のあいだを、小さな身体で旅を続ける放浪犬・シバオー。誰もが癒されるその愛らしい姿。電車に乗ったり、海を見たり、小学校で遊んだり、シバオーの毎日は冒険に満ち溢れている!! そして、小さな犬・シバオーは出会った人たちの心の中でいつまでも生き続ける!! 神さまが「もういいよ」と言ってくれるその日まで、今日もシバオーは元気にたくましく、歩き続ける。
柴王(1)

かわいくって、強くって、幸せ運ぶ放浪犬。小犬の王者・シバオー! 大ヒット漫画『ぴくぴく仙太郎』の布浦翼が贈る傑作動物漫画!! どこで生まれたのか、どこへ行こうとしているのか、誰も知らない。その犬の名はシバオー。あっちへチョロチョロ、こっちへチョロチョロ。自由気ままに歩き続けて出会う、幾多の人々、数々の冒険。シバオーの愛らしさに、人は勇気と笑顔と幸せをもらう!! さあ、シバオー発進!!

柴王(2)

うつりゆく季節の中を、人間のあいだを、小さな身体で旅を続ける放浪犬・シバオー。誰もが癒されるその愛らしい姿。電車に乗ったり、海を見たり、小学校で遊んだり、シバオーの毎日は冒険に満ち溢れている!! そして、小さな犬・シバオーは出会った人たちの心の中でいつまでも生き続ける!! 神さまが「もういいよ」と言ってくれるその日まで、今日もシバオーは元気にたくましく、歩き続ける。

柴王(3)

掘り返した土の匂い、新しい木の匂い、季節を感じながら日々放浪するシバオー。思い切り走ってもしかられない、思い切り叫んでもしかられない。そんな自由な旅を続けている!! いろいろな人にも助けられて、明るい街角をぴっかぴかのシバオーがゆく。ちっちゃな身体におっきな勇気を抱く、猫派の人も胸キュン間違いナシの放浪犬・シバオーの物語!! いつかどこかにたどりつくまで、今日も元気に放浪中!!

柴王(4)

雨の降る日は雨宿り。風の強い日はひと休み。お日さまのまぶしい日には胸を張って歩くのです。お腹がいっぱいになったらお昼寝をして、また歩く。ひとり旅でもさびしくない!! ひとりで歩けば、ずっと遠くまでゆけるのです。すれ違う人たちに助けてもらったり、助けたり。今日はどんなことが起きるのかな? 人間が幸せそうな顔をするとホッとして、喜ぶ顔を見るとうれしくなる。そんな心やさしい放浪犬・シバオーの物語。

柴王(5)

足のうらの肉球が痛くなっても歩くのです。お腹がすいても歩くのです。歩いて歩いて歩き続けて、日本中がシバオーの足あとだらけになったとき、きっといいことがあるのです。だから今日もシバオーは歩き続ける!! 胸をはって、シッポをふって、放浪犬シバオーは、たった一人で旅をするのです。時には辛いこともあるけれど、時には悲しいこともあるけれど、みんなに元気を運んでくれる、小さな幸せ配達犬・シバオー!!

柴王(6)

育ててくれる母もなく、ともに成長する兄弟もなく、みちびいてくれる飼い主もいないけど、元気に胸をはって一人で旅を続けるシバオー。ある日、シバオーはおかあさんの匂いを嗅ぎ分けた!! ついにおかあさんに会える!? これからもずっとずっと歩き続けるシバオー。でも、もうひとりぼっちではないのです。柴王、感動の完結!! 一日にひとつだけでいいから、みんなにいいこと、ありますように!!