あらすじうつりゆく季節の中を、人間のあいだを、小さな身体で旅を続ける放浪犬・シバオー。誰もが癒されるその愛らしい姿。電車に乗ったり、海を見たり、小学校で遊んだり、シバオーの毎日は冒険に満ち溢れている!! そして、小さな犬・シバオーは出会った人たちの心の中でいつまでも生き続ける!! 神さまが「もういいよ」と言ってくれるその日まで、今日もシバオーは元気にたくましく、歩き続ける。
父も母も知らず一匹で放浪の旅をするシバオーは色んな人や物事に出会います。最初は自分のよく知ってる布浦先生らしいギャグテイストで笑いながら読んでいたのですが、3話目で急にシバオーが車にひかれて血だらけになる姿にショックを受けました。とはいえシバオーは強い犬なので自力で怪我を治して、何事もなかったかのように元気になるのですが。ストーリーに悲喜こもごもがあって、これが大人向けの布浦翼なのか…!という心境になりました。老犬から立ちションの仕方を教わるエピソードはクスッと笑っちゃうけどすごくいい話でした。