あらすじ育ててくれる母もなく、ともに成長する兄弟もなく、みちびいてくれる飼い主もいないけど、元気に胸をはって一人で旅を続けるシバオー。ある日、シバオーはおかあさんの匂いを嗅ぎ分けた!! ついにおかあさんに会える!? これからもずっとずっと歩き続けるシバオー。でも、もうひとりぼっちではないのです。柴王、感動の完結!! 一日にひとつだけでいいから、みんなにいいこと、ありますように!!
父も母も知らず一匹で放浪の旅をするシバオーは色んな人や物事に出会います。最初は自分のよく知ってる布浦先生らしいギャグテイストで笑いながら読んでいたのですが、3話目で急にシバオーが車にひかれて血だらけになる姿にショックを受けました。とはいえシバオーは強い犬なので自力で怪我を治して、何事もなかったかのように元気になるのですが。ストーリーに悲喜こもごもがあって、これが大人向けの布浦翼なのか…!という心境になりました。老犬から立ちションの仕方を教わるエピソードはクスッと笑っちゃうけどすごくいい話でした。