森口の気持ちが本物だと知って身を引き、島を出て行く譲太郎。もうボケの入っている映写係の映造が、小火騒ぎを起こした。娘婿の八代議員は映造を施設に入れ、映画館を取り壊すつもりでいる。しかし映画への情熱を忘れない映造を、元女優の克江が引き取らせてくれと申し出た。土下座して感謝する八代。涼二の祖母・ハナの言葉が胸を打つ。『子供しかるな、来た道だから。年寄り笑うな、行く道だから』島にお見合いツアーがやって来た。めでたく二組のカップルが誕生する。鮫島を連れてやって来た鷹村が、パリに出すレストランの菓子職人に、鳥塚をスカウトしたいと申し出た。