あらすじ恵渡幕府八代将軍・七條光彬。剣の腕は師範級、公正で義に厚く、心優しく魂清らか、周囲の者を魅了してやまない上様の御台所は、絶世の美貌と怜悧な頭脳を持つ紫藤純皓――男性だった。懐の深すぎる光彬が純皓の“闇の顔”をも受け入れ、夫婦として強い絆を持つに至ったふたり。光彬の幼弟・鶴松を跡継ぎに据え、他者の付け入る隙もない蜜月を過ごしていたが、「上様の種」を残したい幕閣たちが、側室候補を送り込んできて……? 御台所×将軍の色恋絵巻第三弾。※本書は「華は褥に咲き狂う」(海王社刊)と同一の内容となります。