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尽くしすぎてしまう性格で失恋を重ねてきた26歳のパタンナー、スミレ。同僚のデザイナーの彼氏を支えようと全力で尽くすが、冷たく突き放され、恋も夢も見失ってしまう。そんな辛く悲しい夜に彼女を勇気づけてくれたのは『アン・リス』のランジェリーだった。ランジェリーデザイナーという新たな夢を見つけたスミレは、採用面接へ向かう途中でミステリアスな青年・宗一と出会う。宗一の優しい笑顔に惹かれていくスミレだが、彼の正体はとんでもない“ヒモ男”だった…！気づいたときにはもう後戻りできないほどに、絡み合った運命の糸。優しくて美しい“ヒモ”との恋に、幸せな未来は訪れるのか!?
ランジェリーデザイナーという新たな夢に向かって奮闘しながら、優しくてイケメンの年下男子・宗一とデートを重ねるスミレ。充実した日々に幸せを感じる一方で、デート代はすべてスミレ持ち、職業を聞いてもはぐらかされ、夜12時前には帰ってしまう―― そんな宗一の怪しい態度にスミレは不信感を抱き始める。そして宗一の“現”飼い主・百合もまた、彼に翻弄され…!?
「今日からここに帰ってくるとか…駄目かな？」すっかり宗一に心を許し、一緒に暮らし始めたスミレ。一方、“元”飼い主の百合は、宗一が去った寂しさを仕事で埋めようとするがスランプに陥る。何もかもうまくいかず、憔悴し、街中で倒れてしまった百合。そんな彼女を偶然助けたのは、スミレの幼馴染・森生で…!? この巡り会わせをきっかけに、物語は思わぬ方向に加速していく――！
夜遅くの外出、煙草の吸い殻、ふとした瞬間の冷たい表情――。重ねられていく宗一の小さな嘘と秘密が、スミレの心に影を落とす。一方、百合が宗一の元・飼い主でスミレの憧れの上司であることを知ってしまった森生は、この事実をスミレに伝えるべきかを思い悩んでいた。それぞれが秘密や不安を抱える中、少しずつ明かされていく百合と宗一の過去。そして、ついに桃が宗一を取り戻すために動き始めて…!?
療養中の百合に代わり、茉莉花が仕切ることになった『アン・リス』。茉莉花のやる気とは裏腹にスタッフたちは不満を募らせていた。「アン・リスが壊れてしまうかもしれない…」自身の無力感に涙するスミレのため、宗一がひとり向かった先は、かつての飼い主・百合のところだった。一方、ついに本性を現した桃は森生にある“取引”を持ちかけるが…!?
ついに動き出した『アン・リス』の新作コンペ。スミレが夢に向かって前進する一方で、その姿が宗一の胸をざわつかせていた。「スミレが自分から離れていくのではないか――」宗一が不安を募らせるなか、スミレの前に元カレ・隼人が突然現れて…!? テレビドラマ化を記念して、メインキャスト4名の撮り下ろしオフショットを収録！ ここでしか見られないフォトストーリーをお楽しみください。
「俺はお前を利用してただけー」冷酷な言葉とともに、宗一から別れを告げられたスミレ。傷心のなか追い討ちをかけるように、アパートの管理会社から急な引っ越しを命じられてしまう。しばらく森生の家に身を寄せることになったスミレだが、頭に浮かぶのは宗一との幸せな思い出ばかり。一方、スミレと別れた宗一は“あの人物”のもとを訪れるが…!?
かつて宗一が百合のヒモだった過去を知り、“思い出の傘”を手放したスミレ。しかし、百合の元恋人・黒瀬との再会をきっかけに、彼が宗一の父親であることを知ってしまう。3人の歪な関係に混乱するスミレだが、その姿を見た森生から「俺なら不安にさせない」と抱きしめられて…。一方、百合のもとを去った宗一は皆の前から姿を消すが――!? 最終巻は大ボリュームの全288P！複雑に絡み合う大人の恋模様、ついに完結。
