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生徒の半数が交代で「女装」する規則を持つ全寮制男子校・聖ストケシア学園。そこへ転校させられた少年・海棠愁は、学園で女装コーディネートを担当する女装少年・ツバキに出会う。慣れないことに戸惑う愁だったが、ツバキの手ほどきを受け、少しずつ女装のことを覚えていく。
特殊な学園生活の中、女装行為に楽しさを見い出し始める愁。彼は自分を綺麗にしてくれる身近な存在、ツバキを意識するようになる。想う事に邁進した愁の前に突きつけられたのは、制限時間と性別という名の現実だった。そんな折、この学園の創設理由とツバキの生い立ち、意外な接点と邂逅を果たし……。
ツバキと愁、二人の気持ちは次第に、しかし着実に膨らんでいく。そんな中、ツバキは意を決して愁のコーデ委員担当を外れたいと提案した。突然のことに落胆する愁だったが、彼は悩んだ末、ひとつの答えを導き出す。巨編女装少年ストーリー、ここに完結！
