あらすじ

デビュー戦が決まった凛は、対戦相手のビデオを見てもまったく危機感を抱かなかった。幼なじみの千代にまで未来の自分の姿を大いに吹きまくるリンだったが……。プロや専門家からもその将来を嘱望され、本人も俄然その気だっただけに、初戦の結果に対しての失意は大きかった。それでも天才かつ変人のジム会長・中尾とともに復帰を目指すことになり――。果たしてボクサーとしての凛の行方は!?
シュガー【合本版】 1巻

石川凛、16歳。北海道の小さな町で、母と祖父母に育てられた。高校を中退し旅立ちの時を迎えつつある。先のことなんて考えちゃいないが、話の流れでなんとなく東京に出ることにした。そして上京の途中に故郷の先輩・「火の玉」欣二に会いに行った凛。その心意気とタフネスで凛に尊敬されていた欣二は、あらためて殴り合いでどちらが上かを決めようと言い出す。「やりたくない」と言いつつも、欣二の情婦でボクシングの経験者・レイラにボクシングの魅力を教えられた凛は、すぐにその圧倒的才能を見せつける――。

シュガー【合本版】 2巻

どうにか東京にたどりついた石川凛。住み込み近くのボクシングジムに上がりこみ、ジム頭で東洋太平洋の新藤を挑発、元世界王者でジムの会長の中尾にそのスパーリングを認めさせる。中尾ジムに入門することになった凛は、突出したスピード、バランス、判断力がもたらす「4次元ボクシング」の存在を耳にする。会長の中尾こそがもっともその域に近づいた日本人ボクサーと聞いた凛は、中尾とまたも衝突、意地を張り合うなかで急きょプロテストを受けることに……!?

シュガー【合本版】 3巻

デビュー戦が決まった凛は、対戦相手のビデオを見てもまったく危機感を抱かなかった。幼なじみの千代にまで未来の自分の姿を大いに吹きまくるリンだったが……。プロや専門家からもその将来を嘱望され、本人も俄然その気だっただけに、初戦の結果に対しての失意は大きかった。それでも天才かつ変人のジム会長・中尾とともに復帰を目指すことになり――。果たしてボクサーとしての凛の行方は!?