あらすじ石川凛、16歳。北海道の小さな町で、母と祖父母に育てられた。高校を中退し旅立ちの時を迎えつつある。先のことなんて考えちゃいないが、話の流れでなんとなく東京に出ることにした。そして上京の途中に故郷の先輩・「火の玉」欣二に会いに行った凛。その心意気とタフネスで凛に尊敬されていた欣二は、あらためて殴り合いでどちらが上かを決めようと言い出す。「やりたくない」と言いつつも、欣二の情婦でボクシングの経験者・レイラにボクシングの魅力を教えられた凛は、すぐにその圧倒的才能を見せつける――。
続編があるにせよ、主人公がまともにボクシングを始めるまでが長いったらない。5巻か6巻くらいまではほぼやってないんじゃないか。ただそこまでに一瞬も退屈しないので、大丈夫です。 これまでボクシング漫画をほとんど読んでない自分にも、このシュガーが王道からだいぶ外れてることはわかるけど、今後これを超えるボクシング漫画に出会える気がしない。そのくらい夢中になって読みました。 それで、あえてこの漫画の魅力をひとつ挙げるなら(本当はたっっっっっくさんあるけどキリがないので)、それは主人公・凛とボクシングジム会長・中尾の師弟関係。というと、きっと信頼し合ってて強い絆で結ばれてるんだろうなーと想像しがちですが、ぜんぜん違う。どう違うのかはもう読んでくださいとしか言えない。 これがKindle Unlimitedで全巻読めるなんてそんな素晴らしいことあるかね。あるんだから凄い…。