あらすじどうにか東京にたどりついた石川凛。住み込み近くのボクシングジムに上がりこみ、ジム頭で東洋太平洋の新藤を挑発、元世界王者でジムの会長の中尾にそのスパーリングを認めさせる。中尾ジムに入門することになった凛は、突出したスピード、バランス、判断力がもたらす「4次元ボクシング」の存在を耳にする。会長の中尾こそがもっともその域に近づいた日本人ボクサーと聞いた凛は、中尾とまたも衝突、意地を張り合うなかで急きょプロテストを受けることに……!?
続編があるにせよ、主人公がまともにボクシングを始めるまでが長いったらない。5巻か6巻くらいまではほぼやってないんじゃないか。ただそこまでに一瞬も退屈しないので、大丈夫です。 これまでボクシング漫画をほとんど読んでない自分にも、このシュガーが王道からだいぶ外れてることはわかるけど、今後これを超えるボクシング漫画に出会える気がしない。そのくらい夢中になって読みました。 それで、あえてこの漫画の魅力をひとつ挙げるなら(本当はたっっっっっくさんあるけどキリがないので)、それは主人公・凛とボクシングジム会長・中尾の師弟関係。というと、きっと信頼し合ってて強い絆で結ばれてるんだろうなーと想像しがちですが、ぜんぜん違う。どう違うのかはもう読んでくださいとしか言えない。 これがKindle Unlimitedで全巻読めるなんてそんな素晴らしいことあるかね。あるんだから凄い…。