突如としてその時は訪れた。「と!いうわけで!学園祭で何をやるか会議ぃー!ぱふぱふ~!」部長から放たれた思いがけない提案に戸惑いの色を隠せない写真部員たち。「そもそも学園祭ってもう3日後だよね?」このとき部員たちは知る由もなかったのだ。この学園祭が写真部の行く末を大きく左右する事を――大学写真部を舞台に繰り広げられる欲望詰め込み青春漫画感動のフィナーレ!WEBコミック誌「コミックライドアドバンス2022年10月号~12月号、2023年1月号~4月号、6月号」同単話版16話~23話までを収録しています。
『惰性67パーセント』をずっと読んでいられるマンの自分としては、本作もドンズバでした。 あちらが、だらだら何やっているかわからない(失礼)大学生の集団なのに対して、こちらはきちんとサークル(写真部)をやっているので、軸足がある分違う風味を楽しめます。 写真部の活動を通して、基本お色気ありおバカありの流れ。 男女混合のサークルで、わちゃわちゃしていると陰キャとしては血涙して憤死しかねないのですが、『惰性67パーセント』同様、そんな激しい気持ちにならないのが不思議。 たぶんそこまでキャラクターがキラキラはしていないからなんだと思う。 みんな、隠し事があったりオタク趣味があったり、同族の臭いがするから、共感のほうが強い。 それでも、こういうキャンパスライフはいいなぁと思いました。 山も谷も何もなく、無目的で過ごした日々が今となっては尊いです。