げんきんをもやすかい
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手持ちの現金を燃やそうとする人々が、そのように至った経緯を語り合う「現金を燃やす会」シリーズ表題作と珠玉の短編作品を収録した鬼才・土田世紀の傑作作品集。恋人には浮気され、同僚からは馬鹿にされ、上司には叱られてばかりの刑事・真皿(まさら)。そして非番なのに夫殺しの犯行現場へ連れて行かれ、上司から犯人の女性が現れるまで張り込むように命じられた真皿は、理想とはかけ離れた刑事である自分へ自問自答して……!?
手持ちの現金を燃やそうとする人々が、そのように至った経緯を語り合う「現金を燃やす会」シリーズ表題作と珠玉の短編作品を収録した鬼才・土田世紀の傑作作品集。恋人には浮気され、同僚からは馬鹿にされ、上司には叱られてばかりの刑事・真皿(まさら)。そして非番なのに夫殺しの犯行現場へ連れて行かれ、上司から犯人の女性が現れるまで張り込むように命じられた真皿は、理想とはかけ離れた刑事である自分へ自問自答して……!?
ケータイサイトで連載されていたそうです。今から10年くらい前だからほとんどの人がガラケーでポチポチしながら読んでたってことかな?当時としても新しい試みだっただろうに、そんなことを土田世紀がしていたとは驚きです。単行本化に際してタイトルを変えたらしいですが、内容としてはヒューマンドラマかつ夢のように現実味がないところがあるので、原題の「生きても生きても雨」の方がしっくりくると私は思います。土屋セイジっていう自分がモデルのキャラクターが出てきたり、これは奥さんとの思い出をベースに描いてるんだろうなって話もありました。何か特別なことが書いてる訳じゃないんだけどあとがきが良かった。