あらすじ9月20日という一日を何度も繰り返す漫画家・土屋セイジ(つちや・せいじ)は、締切りのプレッシャーから解放されてダラダラ過ごすうちに、仙台で過ごした幼い頃に優しくしてくれたおさげ髪の少女・かなえの事を思い出す。そして思いきって仙台へ行ってみたセイジは、母子家庭で頑張っているかなえと再会し、借金で苦労するかなえに大金を渡してしまうのだが……!?
ケータイサイトで連載されていたそうです。今から10年くらい前だからほとんどの人がガラケーでポチポチしながら読んでたってことかな?当時としても新しい試みだっただろうに、そんなことを土田世紀がしていたとは驚きです。単行本化に際してタイトルを変えたらしいですが、内容としてはヒューマンドラマかつ夢のように現実味がないところがあるので、原題の「生きても生きても雨」の方がしっくりくると私は思います。土屋セイジっていう自分がモデルのキャラクターが出てきたり、これは奥さんとの思い出をベースに描いてるんだろうなって話もありました。何か特別なことが書いてる訳じゃないんだけどあとがきが良かった。