あらすじ

手持ちの現金を燃やそうとする人々が、そのように至った経緯を語り合う「現金を燃やす会」シリーズ表題作と珠玉の短編作品を収録した鬼才・土田世紀の傑作作品集。恋人には浮気され、同僚からは馬鹿にされ、上司には叱られてばかりの刑事・真皿(まさら)。そして非番なのに夫殺しの犯行現場へ連れて行かれ、上司から犯人の女性が現れるまで張り込むように命じられた真皿は、理想とはかけ離れた刑事である自分へ自問自答して……!?
現金を燃やす会(上)

手持ちの現金を燃やそうとする人々が、そのように至った経緯を語り合う「現金を燃やす会」シリーズ表題作と珠玉の短編作品を収録した鬼才・土田世紀の傑作作品集。恋人には浮気され、同僚からは馬鹿にされ、上司には叱られてばかりの刑事・真皿(まさら)。そして非番なのに夫殺しの犯行現場へ連れて行かれ、上司から犯人の女性が現れるまで張り込むように命じられた真皿は、理想とはかけ離れた刑事である自分へ自問自答して……!?

現金を燃やす会(下)

9月20日という一日を何度も繰り返す漫画家・土屋セイジ(つちや・せいじ)は、締切りのプレッシャーから解放されてダラダラ過ごすうちに、仙台で過ごした幼い頃に優しくしてくれたおさげ髪の少女・かなえの事を思い出す。そして思いきって仙台へ行ってみたセイジは、母子家庭で頑張っているかなえと再会し、借金で苦労するかなえに大金を渡してしまうのだが……!?